みなさん、ハマー・フィルムという映画会社をご存知でしょうか。
イギリスの会社で、1930年代に創業されました。
1937年にいったん倒産しましたが、翌年復活。
さまざまな低予算映画をつくっていたものの、
1950年代後半より、怪奇映画・恐怖映画で一世を風靡(ふうび)します。
フランケンシュタイン博士(怪物ではなく、それを創造する科学者のほう)の役で有名な
ピーター・カッシングと、
世界最高のドラキュラ役者、クリストファー・リーという二大スターを擁し、
次々と作品を発表しましたが、
1970年代には人気が衰え、
映画製作を実質的に中止するにいたりました。
2007年以後、
ふたたび新作をつくりはじめていますが、
今のところ、全面復活というには遠いようです。
ただし全盛期のハマー怪奇映画は、今なお世界中に熱烈なファンを持つ。
何を隠そう、私もクリストファー・リーさまが大好きです。
で、今やハマー・フィルムは、ご多分にもれずツイッターをやっているんですね。
さっそくフォローしていたら、
昨日、傑作なツイートが来ました。
どうも10月1日は
世界ベジタリアン・デー
らしいのですが、
ハマーはそれを支持しているらしく、
「何か新しいものをかじってみよう!」というキャプションとともに
口から鮮血をしたたらせているドラキュラ伯爵(つまりリーさま)の画像を出したのです。
画像こちら。
ふと聞いてみたくなったことがあって、ハマーにツイートしました。
「質問:ドラキュラは菜食主義者の血を飲んでも生きられるのか?」
なんと、すぐに返事が!
いわく、
「その点は大丈夫だ。しかし伯爵もわれわれと同様、食事のメニューには多様性を求めておられる」
マジですよ。
こう返答しました。
「迅速な返事をありがとう。人生を楽しむうえで、多様性は欠かせないな」
つづいて、追加でこうツイート。
「ついでに伯爵は不死者(ノスフェラトゥ)。永遠に生きるとなればなおさらだ」
そうしたら、ハマーはどうしたと思いますか?
追加のほうのツイートを「お気に入り」に登録したんですよ!!
まさかツイッターで
ドラキュラ伯爵(の代理人)と会話できるとは思いませんでした。
次はフランケンシュタイン博士と話したいですね。
ハマーさん、よろしく!
ではでは♬(^_^)♬
4 comments
マチコ says:
10月 3, 2014
202X年、ドラキュラは菜食主義者の血しか、飲めなくなっていた。
なぜなら、成長ホルモンを打たれた肉を食べている人間の血を飲むと、
アナフィラキシーショックを起こしてしまうからだ。
十字架より怖いもの。それは人間の血に含まれる、さまざまな食品添加物。
っということになっているかもしれません。。
マゼラン星人二代目 says:
10月 3, 2014
twitter やってないので、ここで報告させてください。
>世界の中心は「無」である。 日本は今後、衰退して「無」になる。ゆえに日本は世界の中
>心である。
の論理的間違いについてのことです。
論理学の専門的な訓練を受けているわけではないので、「この推論は○×の虚偽を犯している」みたいな理論的な解説はできません。
そこで、類例をいくつか掲げることでこれにかえたいと思います。
(本文では、「である」と「になる」が使いわけられていますが、これを無視して単純化を図ってもいっこうに差しつかえないと思います)
類例1:
トリスタンは人間である。
イゾルデは人間である。
ゆえに、トリスタンはイゾルデである。
類例2:
ヘンリーは男性である。
リチャードも男性である。
したがって、リチャードはヘンリーである。
等々。
どうしても、「である」と「になる」を反映した類例が必要なら、次のようなのも作れます。
類例3:
さやかは魔法少女である。
まどかは魔法少女になる。
したがって、まどかはさやかである。
以上です。
いかがでしょう。
マゼラン星人二代目 says:
10月 4, 2014
もう一つ追加。
朝日新聞は嘘つきである。
産経新聞も嘘つきになる。
したがって、産経新聞は朝日新聞である。
マゼラン星人二代目 says:
10月 4, 2014
とはいうものに、こういうタイプの言表がまったくナンセンスなのかといえば、そうでもない。
形式論理としては欠陥があっても、事柄を言いあらわすうえでは大過ない表現だ、ということもあるわけで。。。
例:
北朝鮮は不寛容である。
日本も不寛容になりつつある。
したがって、日本は北朝鮮である。
今、これくらいしか思いつきませんが。。。