安保法制をめぐる論議や

新国立競技場のゴタゴタにまぎれて

ちょっと目立たなくなっていたのが

「明治日本の産業革命遺産」の

世界遺産認定をめぐって生じた

「強制労働」認定事件。

 

これについては

「FORCED TO WORK の日本語訳は?」(7月9日)

「〈FORCE〉の守りあらんことを」(7月11日)で

すでに取り上げていますが、

ここに来て、ある友人から

ネットにこんな記事が出ているぞ! との情報が。

 

どんな記事かというと・・・

これです。

 

首相、韓国への歩み寄り指示 世界遺産登録で採決回避優先

 

安倍首相が「明治日本の産業革命遺産」の

世界文化遺産登録をめぐる日韓対立に直面していた6月、

登録の可否を審査する世界遺産委員会での対応に関し、

韓国に一定程度歩み寄った上で、

全会一致での決定を目指すよう

外務省に指示していたことが分かった。

 

採決になれば韓国の思惑通りに否決される恐れがあると判断した。

複数の日本政府関係者が19日、明らかにした。

 

審査に向けた日韓協議で、

韓国は対象施設での朝鮮半島出身者の徴用を英語で表す際に

「forced(強いられた)」を使うよう要求。

日本は採決回避を優先して受け入れ、今月5日の登録決定にこぎ着けた。

 

これで全文ですが、出典をご覧になりたい方はこちら。

 

・・・今回の一件、

ユネスコ政府代表部大使・佐藤地(くに)氏

オウンゴールのように見なされてきましたが

この記事が正しければ

佐藤大使は総理指示にしたがって行動しただけ、ということに。

 

ちなみに岸田外相は、

「我が国代表の発言における『forced to work』との表現等は、

『強制労働』を意味するものではない」

と発言したものの、

これも無理を承知の強弁だったことになります。

 

今年の冬に公開される

新しい「スター・ウォーズ」映画には

「THE FORCE AWAKENS」

(フォースの覚醒)

というサブタイトルがついていますが

これぞまさに

「THE FORCED AWAKENS」

(強制連行の覚醒)

というやつではないでしょうか?

 

やはりこの夏は、

パラドックスの夏となりそうです。

ではでは♬(^_^)♬

 

 

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