さて、ベッラさんへのお返事です。
いただいたコメント
(7月24日配信「政治思想は髪型で決まる?」参照)には、
私が本サイトで連載した
「残念司会®を擁護する!」シリーズ
(7月18日〜7月22日配信)を読んで、
水島社長が気の毒で仕方なくなり、
ついついレッテル貼りのような批判をしてしまった
という趣旨のことが書かれていました。
ベッラさん。
私は反語でも、皮肉でも、嫌味でもなく
本気で残念司会®こと、水島社長を擁護したつもりです。
番組に寄せられたコメントや、
ネットでの反応をご覧になればお分かりになりますが、
今や水島社長はボコボコに罵倒されています。
むろんそれは、最近の社長が
いかんせん無理のある現政権擁護論を展開するうえ、
政権に批判的な者にたいし、突っかかるような態度を取り過ぎる
ことと無縁ではありません。
例の討論番組における
私にたいする態度にしたところで、
司会として守るべきルールを破ったものでした。
ハッキリ言いますが、司会があんな態度を取ったら討論にも何もなりはしないのです。
だとしても、水島社長には良いところもいろいろある。
今までの功績だってある。
それらが全否定されるような形になるのは忍びない。
だから私は「残念司会®」というフレーズを使ったのです。
水島社長の全てではなく、
「司会者として残念な言動を繰り返す」
ところだけを取り上げるという意味で。
登録商標マークをつけたのも、
このフレーズが他で用いられるのを予防するためでした。
社長が現在のような言動を取りつづけるならば、
遠からずチャンネル桜は「草莽」から信頼されなくなるでしょう。
十年かけて築いたものが無に帰すのです。
通すべき筋は通さねばなりません。
ただし、過剰な罵倒からは擁護したい。
あのシリーズをあらためてご覧下さい。
水島社長を感情的に批判するような書き方はしていないことに
お気づきいただけると思います。
「どうして残念な言動をしてしまうのか」
という点を、冷徹かつ論理的に分析したはず。
ただし冷徹な論理的分析は
感情的な批判よりも、
えてしてインパクトが強くなります。
おそらくはそれが、
「執拗に冷笑し、からかっている」
という印象を与えたのでしょう。
これが不快感を与えたとすれば、
ベッラさん、そして社長にお詫びします。
(ちなみにベッラさん、
あなたが「冷笑」という表現を使ったのには
けっこう嬉しいものがありました。
そうです、あの文章は熱くありません。
つまり感情的な興奮がないのです。)
しかし十年かけて築いたものが無に帰すほうが、よほど気の毒ではないでしょうか?
愛は冷徹なものでもありうる
ということで、ご理解いただければ幸いです。
何かコメントがあれば、ぜひお寄せ下さい。
お待ちしています。
ではでは♬(^_^)♬
4 comments
ベッラ says:
7月 26, 2014
それでⓇを付けられたのですね。その意図がわからず、「冷笑」のように受け取ってしまったのです。
私は関西に住んでいますが、TPPや消費増税反対のデモに日帰りで参加し、水島さんにはじめてお会いし、その後まもなく安部総理が消費増税を決め、水島さんの無念さを痛々しく思ったのです。そして田母神さんの都知事選挙のスタートであったパーティーも日帰りで参加(ホテル代は寄付に回すため)、水島さんに「お心のうちは痛いほどわかります」と声をかけると、深々と礼をされました。でもそれ以降の動画では同じ言葉の繰り返しで、安倍擁護をされ、本来味方であるはずの保守を責めるような言葉に私は少なからず傷ついていました。小川栄太郎氏などは話になりません。なんでこの人が出るの?と不快でした。
私はクラシックでのイタリアオペラのソプラノであり(老親介護で10年休止していましたが)、政治は「尖閣」事件前後からブログを書くようになって、それから動画を見たり保守の本や月刊誌を買って読んだりでした。(それまではオペラなどの記事をブログに書いていました。)
そんな意図があるとは知らず、大変不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
昨夜はあなたさまの見事な動画(古市さんとの)を見て、すごいな~と思いました。
これであなたさまを支持する気持ちがより大きくなりました。
水島さんにもし会って話をするような間柄でしたら、私も少し「これは気になります」と言ったと思いますが、それだけにあなたさまの「日本経済の悪魔」と言った安倍総理のことをハッキリおっしゃったのは、すがすがしい思いでした。「討論」では異論どころか、完全支持でした。でもこのサイトで誤解してしまい、あきらかに私の行き過ぎがあって、コメントで謝罪させていただいたのです。
民主党政権時代は一丸となっていた保守が、最近はそうではなくなってきて不安でした。
これからも本や動画で勉強したい、もちろんこのブログも拝見して、と思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。西部先生も尊敬しております。最近の西部先生の「最後に保守の声が静かにしみわたる」というのはヴェルディのオペラのフィナーレにおける天上的ピアニッシモと感動しています。長い髪をひとつに束ねたのはサムライであり、ダンスは剣舞でもあります、昨夜はそう思いました。
なかむら says:
7月 26, 2014
こんにちは。
消費税増税反対の街宣が盛んだった昨年9月末、
職場が近いので私も時間を見て参加しました。
ダンスさんのお姿も拝見して頼もしく思いました。
思えばあの頃から、いやTPP騒動の頃から水島社長は
「◯◯反対!かつ安倍断固支持!」
の方針でしたね。
実は私も「冷笑」の気配を感じてしまったのですが、
今日の記事でスッキリしました。
すごく疑問なことがあるのですが、
外人労働者の受入問題、個人的に知っている地方議員の方は猛反対していますが、
国政に携わる議員さんでこの件に反発している方を聞いたことがありません。
単にリサーチ不足なだけかもしれませんが、
安倍総理に近いノリと一般に思われているような、例えば水島社長のような人こそ、
この件に関してはボコボコに叩く必要があるはずです。
でもそんな声は【一切】聞こえてきません。
それがものすごく不気味でなりません。
思考停止してるのは国民だけでなく政治家全体に言えるのではないかと思います。
おそらく安倍総理は今までがそうであったように、
言論人の言うことは聞く気はないんじゃないか?
であれば安倍サイドの政治家たちに声を挙げてもらうしかない気がします。
でもあのザマでは…
どうしたらよいのでしょう?
kavach says:
7月 26, 2014
“ダンス”佐藤様。はじめまして。
残念司会®の発端討論から、その後のブログ記事、そしてこのまとめ(でいいのでしょうか?)を拝読し、ダンスさんの魅力に見事にハマりました。
今後は貴殿の著作を、まずはコモンセンスから読んでみようと。
コモンセンスなる横文字、これは世界史をかじったことのある人間ならば「常識」だの「普遍的なモノ、普通みたいな?」程度に軽く「記憶」させられているだけのフレーズでしたので、その内容に潜む壮大で危険かつ現日本においてこそ学び活かさねばならぬ的なもの(らしい)とは…腰が抜けつつあります。
さて、それにしてもこたびの一連の流れにて、件の討論は半分寝ながら聞いていたのですが(失敬)、司会氏と司会氏の右横に座る御仁がダンス氏のみに声を荒げていることは強烈な印象として残っており、後日見直すとこりゃひでぇな~てもんでした。が、荒ぶる内心を押さえ込み、変わらぬ態度で討論を続けられた貴殿は、まさにお見事としか言いようがありません。絶対に凡人では無理でしょう(含む自分)。
更に言うなら、その後のこちらでの残念司会®シリーズでは、読みながら噴き出すこと幾たびか。®が商標だとか、もう優しさの塊じゃないですか。愛溢れ過ぎです(微笑。
ここで生意気ながら一つご提案申し上げたいのです。もし、もしも再び桜の討論に関係されることがあるならばなのですが。
我が国は現在も実質米国支配化にあるわけで、その上での戦後(ないしは維新後)体制下でも出来うること、相当無理しなければ出来ないこと、実現不可能なことなど、玄人やその筋の方々のみが共有しており、そんな「日本におけるタブー」をチャンネル桜にて何者にも恐れることなく討論するような機会を設けて頂ければと存じます。いや、討論では支離滅裂の恐れもあります。本物のみを集め、本当に我ら大衆を啓蒙して下さるような企画があればいいな、と。
ネット拡大以降、部分的にわかり得ることは出て来てはいるでしょうが、これを体系だてて全てを網羅する勢いでやる。
そういったものがあるなら、水島社長が苦悩していることへの理解者も増えるでしょうし、社長ご自身のみで苦悩していることは実は大衆への裏切りでもあるとお考えが変わられるかもしれません。
拡大すれば、安倍自民だろうがその他自民、民主だろうが、誰がやっても日本政治の根本は変わらないままを、これからも続けるのか?ということであり、そういう大転換の意味を込めたものが安倍さんの死語と化しつつあるキャッチコピーなのでは?。
長くなりました申し訳ございません。最後に一つ。現在のままの桜は本当に終っています。なんせ見ていて時間の無駄と思ってしまいますので。これはダンスさんに言うことではありませんね、すいません。
>ベッラさん
貴殿と佐藤さんのやりとり、実に微笑ましく紳士的で最高です。ありがとうございました。
のぶゆき says:
7月 26, 2014
桜チャンネルについて
めったにYouTubeには、コメントを投稿しないのですが、最近の桜の方向が気になり投稿したのものが以下です。
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【直言極言】日本近代のダブルスタンダードと安倍内閣[桜H26/7/11] への投稿内容
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「安倍の代りはいない」とか、「じゃあ誰にやらせるのか」、と言うことが誤りだと思います。もしそれが真実だとしたら、事故や病気で安倍さんが亡くなったらどうしますか。日本は君主制の国ではないのです。あの王様が居なくなったら、代りの王様がいないとか、一体誰に継がせたら良いのか、と同じ議論です。
日本は間接民主主義の国です。そのリーダーは公約の中身とを実現期待で決めるのでしょう。国民のすべきは、公約への期待を強くすることです。つまり桜の主張をどれだけ国民の中に浸透させられるか一番の課題です。
安倍さんの幻想に囚われることは、遠回りに過ぎません。時間を無駄にしている間に、また左翼の連中に、世論を拐われるかもしれません。つまり安倍さんに関係なく、本来の日本のための主張を繰り返し、仲間を増やす事が重要だと思います。そうすれば必ず未来のリーダーは、その動きを見て出てくるでしょう。
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ところが先日、別のブラウザで閲覧してみたら、この投稿が見えなくなっていました。どうやら私の投稿はブロックされたようです。
でも、上の文章について、文章が下手だと言う点を除いて、一体どこが気に食わなかったでしょう。私としては本当に桜の発展と言論界での活躍を願ったつもりだったのですが。
「残念司会®を擁護する! part4」での、水島社長の心理分析を読んで、合点しました。
今、水島社長は、認知的不協和に陥っているようです。安倍首相が間違っていることと、安倍首相が好きでしょうが無いと言う点を、整理できていないようです。当然言論の切っ先は鈍くなります。
最近の桜チャンネルは面白く無いです、水産庁の哀れな木端役人を追いかけまわして何になるでしょう。一番の責任者の安倍首相に、尖閣を守る事の覚悟を問うことが本旨でしょう。
このまま行ったら、日を追う毎に桜から離れる草莽が多くなるでしょう。
日本の為を考えたら、残念な事です。1日も早くこの認知的不協和から立ち直って欲しいと願っています。