昨日の記事

「UFOと自衛隊、または歴史は繰り返す」では

2007年12月、当時の石破防衛大臣が

UFOが存在する可能性を認めたうえ、

UFOによる領空侵犯が生じた場合

自衛隊の出動が法的に可能かどうか

個人的に検討する考えを示したことをご紹介しました。

 

で、そのときの結論は

「UFOは外国の航空機でもなく、

領空侵犯(への対応)は難しい。

攻撃をしかけてこなければ防衛出動にもならない」

というもの。

 

本来ならば

これが妥当な判断と言えるかどうか、

某航空幕僚長経験者のコメントを仰ぎたいところですが

現在の状況では難しいと思われます。

 

しかしですな。

石破大臣の話、なんと続きがあるのですよ。

UFOだけでは物足りなかったか、

怪獣出現の場合についてもコメントされたのです(ホント)

いわく。

 

「ゴジラが来たら天変地異だから自衛隊の災害派遣で、

モスラでも同様」と、

怪獣にたいしてであれば派遣が可能との持論を展開した。

(朝日新聞、2007年12月21日付。表記を一部変更)

 

なるほどなるほど。

しかし往年のゴジラ映画では、

UFOに乗った宇宙人が、ゴジラを操って日本を攻撃する

というシチュエーションが見られました。

 

この場合、

宇宙人がゴジラを操っていることが判明するまでは

災害派遣としての出動で、

その後は防衛出動ということになるのでしょうか?

 

宇宙人が操っていようといまいと

ゴジラの暴れ方が変わるわけではないと思うのですが。

 

してみると天変地異、

ないし自然災害と戦争との相違は

要するに黒幕がいるかどうかということになりそうです。

なかなか興味深い定義ではないでしょうか。

 

なおゴジラについては

「震災ゴジラ!」はもとより

「夢見られた近代」でも詳しく論じています。

 

夢見られた近代

こちらは電子版もご用意しています。

 

ではでは♬(^_^)♬