先週の記事

「夜明けは毎朝みな違う」でも予告しましたが

おかげさまで、

ついに、

ようやく、

どうにか、

めでたく退院となりました。

 

いや、長い入院生活でした。

三ヶ月を超えましたからね。

 

そろそろ夏も終わりだな・・・と思っていたら

いきなり今年もあとわずかになっていた、

そんな感じです。

 

もっとも退院直後というのは

これはこれで疲れるもの。

すっかり〈病院モード〉となった身体を

あらためて外の環境に慣らす必要があるからです。

 

とはいえ驚いたのは

久しぶりに自分の仕事場に入ったときのこと。

 

なんか、勝手を知った空間という感じがしないんですね。

誰か別の人間が使っていた部屋を

わけあって引き継ぐことになったかのごとし。

 

並んでいる本やCDに見覚えはありますよ。

しかしそれらが、

どうも自分と結びついてこない。

 

デスクトップのコンピュータに関しても

細かい操作法をみごとに忘れていました。

まあ、どうにか思い出しましたが。

 

やっぱり、いったんは向こう側に行きかけたのかな。

 

そんな気がしてきます。

 

・・・じつは事故発生の夜、

折れた足を金属の枠で固定してもらっているときに

臨死体験じみた出来事があったのです。

 

しばらくたって、

事故後の自分の顔を初めて鏡で見たときも

まさに幽霊さながら。

 

担当の医師によれば

最初から命に別条はなかったとのことなので

私がそう感じただけかも知れませんが。

 

けれども。

机に向かってしばらくするうちに

自分と結びついてくるものがありました。

 

コンピュータに保存されていた原稿。

つまりは自分で書いた言葉です。

三ヶ月以上の空白期間があろうと

間違いなく自分のものという実感がありました。

 

言葉というのは、

アイデンティティのライフラインかも知れません。

 

そんなわけで、

リハビリを続けつつ

本格的に活動を再開してまいります。

ではでは♬(^_^)♬

 

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