入院生活も長くなってきましたが

おかげさまで回復は進んでいます。

 

もっとも昨日は

傷口周辺の壊死した組織まだ残っていたのです)を切除すべく

あらためて手術を受けることになったものの

前回の手術が7時間かかったのにたいし

こちらは1時間ちょっとで終了。

 

ちなみにこの切除、デブリードマンと言います。

ウィキペディアで検索すると

ホラー映画の特殊メイクも真っ青という感じの

うるわしい画像(閲覧は自己責任で!)が出てきたりしますが

私の傷口は数センチ程度のものですので、念のため。

 

・・・それはともかく。

 

目下、お世話になっている病院のリハビリ科には

哲学的とも言うべき雰囲気の医師がいます。

じつは科長さん。

 

リハビリにあたっては

患部の筋肉を医師にほぐしてもらうのですが

この先生は触り方が違う。

何というか、筋肉への愛が感じられるのです。

 

ついでに筋肉をほぐすとき

ふつうの医師はこちらの顔を見るのにたいし

この人は瞑想にふけっているかのごとく宙を見つめていたりする。

 

そして、切なそうな声でこうおっしゃるのです。

「・・・硬い。硬い」

 

私に話しかけているのではなく

足の筋肉に話しかけている感じなのですよ。

 

お前たちも大変な目にあったなあ・・・

 

と、いたわっているかのごとし。

 

「新日本経済新聞」の記事「医療と母国語」では

医師・看護師と患者がコミュニケーションを取ることの重要性について書きましたが

この先生、

患者どころか、患部の筋肉と直接コミュニケートできるのでは。

 

名医だと思います。

ではでは♬(^_^)♬