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入院生活も長くなってきましたが
おかげさまで回復は進んでいます。
もっとも昨日は
傷口周辺の壊死した組織(まだ残っていたのです)を切除すべく
あらためて手術を受けることになったものの
前回の手術が7時間かかったのにたいし
こちらは1時間ちょっとで終了。
ちなみにこの切除、デブリードマンと言います。
ウィキペディアで検索すると
ホラー映画の特殊メイクも真っ青という感じの
うるわしい画像(閲覧は自己責任で!)が出てきたりしますが
私の傷口は数センチ程度のものですので、念のため。
・・・それはともかく。
目下、お世話になっている病院のリハビリ科には
哲学的とも言うべき雰囲気の医師がいます。
じつは科長さん。
リハビリにあたっては
患部の筋肉を医師にほぐしてもらうのですが
この先生は触り方が違う。
何というか、筋肉への愛が感じられるのです。
ついでに筋肉をほぐすとき
ふつうの医師はこちらの顔を見るのにたいし
この人は瞑想にふけっているかのごとく宙を見つめていたりする。
そして、切なそうな声でこうおっしゃるのです。
「・・・硬い。硬い」
私に話しかけているのではなく
足の筋肉に話しかけている感じなのですよ。
お前たちも大変な目にあったなあ・・・
と、いたわっているかのごとし。
「新日本経済新聞」の記事「医療と母国語」では
医師・看護師と患者がコミュニケーションを取ることの重要性について書きましたが
この先生、
患者どころか、患部の筋肉と直接コミュニケートできるのでは。
名医だと思います。
ではでは♬(^_^)♬
2 comments
くらえもん says:
10月 23, 2015
お久しぶりです。
治療&リハビリが順調そうで何よりでございます。
メルマガの方でも言葉について書かれていたのですが、言葉の定義について少し気になった点がありますのでコメントさせていただきます。
「複雑骨折」とは複雑に骨が折れたという意味ではなく治療が複雑になる骨折という意味であり、「折れた骨の一部が皮膚を突き破り外に飛び出してしまったもの」のことでございます。俗に言う開放骨折と呼ばれるものが「複雑骨折」にあたるわけです。
ちなみに1本の骨が複数個所で骨折していた場合には「複数(重複)骨折」という言葉を使います。
それでは、引き続きリハビリ頑張ってください。
今後とも応援しております。
SATOKENJI says:
10月 23, 2015
ご指摘ありがとうございます。
入院当初、「複雑開放性骨折」と言われたのでそれを使ったものの、たぶん医師は「複雑(開放性)骨折」という意味で言ったのでしょう。
私の場合、腓骨は複数箇所で折れましたが、脛骨も一緒に折れたので、「複数骨折」とは呼ばれなかったのだと思います。
ちなみにくらえもんさんのおっしゃる通り、英語でもcompound fracture(複雑骨折)と open fracture (開放性骨折)は同義です。