ビタミンCの発見などで

ノーベル賞を受賞した科学者、

アルベルト・セント・ジェルジは、

 

世の中には二種類の

「暴力的な人間」がいる。

 

と説いています。

 

第一は、物理的な暴力を振るう人間。

第二は、物理的な暴力を振るわれないかぎり、いかなる反対意見にも耳を貸さない人間。

 

なぜ第二の人間が暴力的なのかはお分かりですね?

「こういうヤツには実力行使しかない」

という発想を正当化してしまうからです。

 

「言葉の通用しない政治」の問題も、

つまりはこれ。

 

政府が反対意見に耳を貸す気がないなら、

権力の座から引き下ろすしかないじゃないですか。

 

この点を裏付けるのが、

何が何でも現政権を支持したがる人々に見られる

奇妙な強迫観念。

 

つまり彼らは、

現政権を支持しない者は、倒閣運動を始めるに決まっている

と信じ込んでいるふしがあるのです。

 

政権の方針に反対する者たちは、

遅かれ早かれ「もはや実力行使あるのみ」という心境にいたる。

そんな前提なしには

この発想は成立しません。

 

ということは、

やはり現政権に言葉は通用しないのではないでしょうか?

 

日本人は潜在的な自滅願望を抱えているというのが

『震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』

『僕たちは戦後史を知らない』

で展開した私の持論です。

 

「言葉など、どうでもいい」と構えるのも、

その表れのひとつかも知れませんね。

 

というわけで、この先は上記二冊をご覧下さい。

まずはこれ。

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そして、これ。

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ではでは♬(^_^)♬