昨日はチャンネル桜で

「FRONT JAPAN 桜」を sayaさんとやってきました。

 

(↓)なんか、「主役は私」という感じで構えていますな。

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予告編動画はこちら。

本編動画はこちら。

 

特集タイトルは

「米朝首脳会談中止通告〜米国は危険な味方」。

 

首脳会談中止ではなく

首脳会談中止通告にするよう、

スタッフに言ったのは私です。

 

現時点ではこの表現のほうが正確だと判断したためです。

 

番組でも取り上げたように

アメリカ的発想では

交渉打ち切りを(いったん)宣言するのも交渉術のうち。

 

アメリカでベストセラーとなった自己啓発本

「DON’T WORRY, MAKE MONEY」の著者

リチャード・カールソンは、

同書47ページでこう述べています。

 

交渉において

本来可能なはずの利益を得られず、

損をしてしまう人の多くは

「提示された条件で応じなければ交渉そのものがパアになる」

という不安に負けているのだ。

 

交渉そのものをやめてもいいという覚悟、

すべてを一から仕切り直すか、

どこか別のところでビジネスをすればいいという覚悟があれば

つねにより多くの利益が得られると言っても過言ではない。

 

断っておけば、これは

「気にくわなかったら、とにかく打ち切れ」ということではない。

事と次第では打ち切ってもいいんだと割り切れ、ということである。

 

なぜか?

カールソンいわく、

打ち切りを宣言しても、たいていは交渉再開できるから。

 

これを念頭に、トランプが金正恩に送った書簡を見ると

最後にこう書いてある。

 

If you change your mind

having to do with this most important summit,

please do not hesitate to call me or write.

 

(会談について、あれこれ文句をつけているようだが)

もし、あんたが考えを変えて

この史上最大級の重要性を持つ会談をやろうという気になったら

いつでも遠慮せず、

連絡を入れるか、書簡を送ってくるように。

書簡全文はこちら。

 

ハリウッドではこれを

ノーがいつでもノーを意味するとは限らない

と申します。

 

いや、米朝会談は開催されると言っているのではありませんよ。

少なくとも6月12日については

お流れになる可能性は十分にある。

 

ただし開催中止が決まったとは

今の段階では言えないのです。

中止の可能性が高まってはいるが

まだ開催とも中止とも確定していない、という話。

 

だいたいホワイトハウスのギフトショップは

今でも米朝会談開催記念硬貨の予約を受け付けているんですからね。

ただしトランプ通告を受けて

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だからアメリカも宇宙のジョーク!

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はたせるかな、

首脳会談中止!!

首脳会談中止!!

と大騒ぎになっている間にも、こんな話が出たりする。

 

駆け引き続く米朝 首脳会談復活の可能性も

(朝日新聞デジタル、本日配信)

 

トランプ氏は25日午前(日本時間同日夜)、記者団に対し、

前日に中止を発表した米朝首脳会談について

「いま北朝鮮側と話をしている」と述べた。

また「(予定されていた)6月12日に開くのも可能。情勢を見守ろう」と語り、

米朝ともに現在も駆け引きを続けていると明かした。

記事はこちら。

 

北朝鮮の金桂寛(桂冠と表記した記事もあるようです)第一外務次官は25日、

トランプの中止通告にたいして

我々はトランプ大統領が勇気ある決断をし、

首脳同士の対面をもたらすために努力したことを内心高く評価してきた

我々はいつでも、どんな方法であれ、対座して問題を解決する用意がある

とコメントしましたが、

トランプはこれについても、25日の段階で以下のようにツイート。

 

Very good news to receive

the warm and productive statement from North Korea.

We will soon see where it will lead,

hopefully to long and enduring prosperity and peace.

Only time (and talent) will tell!

 

とても良い知らせがある。

北朝鮮から温かく前向きの発言がなされた。

これがどんな帰結をもたらすかは、もうすぐ分かるだろう。

長期にわたる安定した繁栄と平和がもたらされれば良いのだが、

それは今後の展開(および関係者の手腕)次第だ!

元のツイートこちら。

 

本日になると、さらにこうツイート。

 

We are having very productive talks with North Korea

about reinstating the Summit which,

if it does happen, will likely remain in Singapore

on the same date, June 12th., and, if necessary, will be extended beyond that date.

 

目下、首脳会談をあらためて開催することについて

北朝鮮と非常に有意義な交渉を展開中。

やるとなれば、たぶん予定通り、

シンガポールで6月12日ということになるだろう。

必要に応じて、延期されることはあるかも知れないが。

元のツイートはこちら。

 

おいおい、中止という話は何だったんだ!!

 

・・・だからあの書簡は

中止ではなく中止通告だと言ったでしょうに。

 

納得した模様の sayaさん。

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重ねて書いておきますが、

まだ開催確定ではありませんよ。

やるとなったとしても、

6月12日という日程は変更される可能性が少なくない。

ただし現時点で中止確定とは言えないのです。

 

だいたい中止通告をめぐっては

こんな話もあったりする。

 

米、副大統領罵倒で米朝首脳会談の中止決断=先遣隊待ちぼうけ、募る不信

(時事ドットコム、5月25日配信)

 

史上初となる米朝首脳会談の中止を

トランプ米大統領に決断させたのは、

北朝鮮の崔善姫外務次官がペンス副大統領を

「愚か者」と罵倒したからだとされる。

トランプ氏はその談話発表からわずか十数時間後の24日朝、会談中止に踏み切った。

元の記事はこちら。

 

これって要するに

崔善姫がペンスをバカ呼ばわりしたから中止通告を出して

金桂寛が自分を褒めたから、あらためて会談をする気になった

ということ??

 

だとしたら、マジでジャイアンと同レベルでないかい。

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いずれトランプが金正恩の手を取って

心の友よ、兄弟よ(Ⓒ剛田武)

などと口走るという

なんとも心温まる、

ないしクールな光景が展開されるかも知れませんよ・・・

 

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ではでは♬(^_^)♬
(おまけ)
スタジオでのツーショットをもう一点。
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