8月15日配信の記事

「これがインテリの文章だ! part5」で

ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画

『ラストタンゴ・イン・パリ』について触れました。

 

ご存知の方も多いでしょうが、

これはパリに暮らす中年のアメリカ人男性ポール(マーロン・ブランド)と、

そろそろ結婚しようかというフランス人娘ジャンヌ(マリア・シュナイダー)が

あるアパートの一室で

互いに名前も明かさぬまま

ひたすらセックスにふける物語。

 

1973年、最初に公開されたときは

大変なセンセーションを巻き起こしたものです。

 

というと、ポルノのごとく思われるかも知れませんが、

実際には深いテーマを持った作品。

 

じつはベルトルッチ、

愛から言葉を差し引いたら、あとは傷つけ合いしか残らないのではないか?

と問いかけているのですよ。

 

ベッドで破局を迎える愛よりも、

その後、居間で破局を迎える愛のほうがずっと多い。

英語にそんな格言があることを考えても、

これは真実だと思いますね。

 

まあ、

バターはパンにつけるだけが能ではない

ことを提起した作品、という説もありますが(笑)。

 

何のことか分からないアナタは、映画をご覧になって下さい。

 

私に言わせれば

『ラストタンゴ・イン・パリ』は、

深入りしそうな女と

深入りする前に観ておきたい映画の一本。

 

女性の方は

「深入りしそうな女」を

「深入りしそうな男」に置きかえて下さい。

同性愛、ないしバイセクシュアルの方も、語句を適宜置きかえるようお願いします。

 

しかしですな。

 

深入りしそうな女と

深入りする前に観ておきたい映画は

これ一本ではありません。

 

というわけで

私が選ぶトップ5(順不同)

発表したいと思います!

 

2本目以後はまた明日。

ではでは♬(^_^)♬