みなさま、一週間あまりのご無沙汰でした。
お気遣いのコメントもいただきましたが
べつに体調が悪化したとか、そういうことではありません。
今月、刊行される新著の仕上げ作業に追われて
記事を更新する時間がなかった、
というのが真相であります m(_ _)m。
なにせ、リハビリと並行してやっていましたので。
ついでに300ページを優に超える
かなりの大作なんですよ。
とはいえ、おかげさまでほぼ仕上がりました!
ちなみに今回のテーマは戦後脱却。
少し前まで、この言葉には良いイメージがありました。
1952年、独立を回復した後も
アメリカへの依存、
ないし従属を続けてきたわが国が
やっとそれを脱して
真の自主独立を確立する・・・という感じ。
とはいえ、本当にそうなのか?
2012年、第二次安倍政権が誕生してからの
この国の動向を見るにつけ、
戦後脱却とはひょっとして
日本がこれまで以上にアメリカに従属することではないのか
という気がしてきます。
つまり戦後においても存在していた
対米従属にたいする一定の歯止めを
いよいよ外そうとするのが
戦後脱却の内実ではないか、という話。
なにせ昨年、安倍総理が米議会で行った演説
「希望の同盟へ」など、
よく読んでみると
対米協調路線に徹することと
国際社会に貢献することが
実質的にイコールとして扱われているのです。
戦後脱却、
それは自主独立の道ではなく
じつは完全従属の道ではないのか?!
この問題提起から出発して
現在のわが国が抱える問題の本質を
歴史的経緯を踏まえつつ
さまざまな角度からさぐります。
「僕たちは戦後史を知らない」で展開した戦後日本論と
「愛国のパラドックス」で展開した保守論とを融合させた
ここ数年の思索の集大成にして
新たな突破口と呼びうる本になったと思いますよ。
この本については
これから集中的に紹介してまいります。
ご期待ください。
ではでは♬(^_^)♬
4 comments
たかゆき says:
2月 7, 2016
アベリカ♪
佐藤さまの 仰せのとおり。
戦後レジームからの なんたらとは
鴨がネギしょって 出汁持参
鍋まで担いで
太平洋を渡ること だったんですね。
向こうで 渡りを待ってるであろう
料理人の 腕の巧みさには
舌をまいてしまいます。
あべ、、津軽弁では
一緒に 行こうという 意味ですが
俺は いかんぞ。。。
セージ says:
2月 7, 2016
新著楽しみにしています。
ホワホ says:
2月 7, 2016
昨日の夜でしたか、NHKの番組で自民党の高村氏が
「日本を攻撃したらアメリカに叩き潰されると~」
という趣旨の発言をしていて、思わず哄笑しちゃいました
多分ですけど高村氏に同じ事を
文中の国名を個人間や適当な会社に変えて尋ねたら
「自立心が無い物はどうたら」みたいな返しが来るんじゃないかと思うんですよ
なんとも
フルート says:
2月 7, 2016
ぜったい買います!
日本のTPP推進派の口上にも、
「(私≒日本は)アメリカとともにTPPを主導する」
なんて言うのがありましたけど・・
冷静に考えてこれおかしいですよね。。
自分だけじゃ自分の体だったり自分のアイデンティティを
保てていない事の現れが余りにも強く出過ぎだって思います。。
一人だけじゃ存在して行けないのは、人間の絶対の真実ですけど、
でもこのTPP推進派の場合は、虚勢の張り方がおかしいと思います。