ハリウッド版「ゴジラ」には

御大ゴジラと並んで

MUTOという怪獣が出てきます。

 

つまりは東宝もさんざんやった

「ゴジラ VS 〇〇」という

怪獣対決スタイルを踏襲しているんですね。

 

ちなみに「VS」が使われるようになったのは

1989年の

「ゴジラ VS ビオランテ」からで

それ以前は

「ゴジラ 対 〇〇」

と書かれていました。

 

さらに面白いのは、

怪獣対決路線の最初の二本

「キングコング対ゴジラ」(1962年)

「モスラ対ゴジラ」(1964年)

では

ゴジラの名前が後になっていること。

 

野球の先攻、後攻と同じで

ゲストの怪獣の名前を先に出してあげる

ということだったのでしょうか?

 

ゴジラも礼儀正しいヤツですな。

 

それはともかく。

今回の「ゴジラ」では本当のところ、

ゴジラよりもMUTOのほうが目立つ。

 

というかゴジラは、登場するのが遅いこともあって

事実上、二番手扱いされているのです。

主役のはずなのにねえ。

 

さて。

 

MUTOとは

Massive Unidentified Terrestrial Organism

(巨大未確認地上生物)の略。

「ムートー」と発音されます。

 

ところがこの怪獣、

空を飛んじゃったりするので

「地上生物」というところが

あっさり否定されてしまうのですよ(笑)。

 

劇中でも、アメリカ海軍の提督が

そう言って苦笑していました。

 

Massive Unidentified Terrestrial-Aerial Organism

(巨大未確認地上空中生物)

にしたほうが良かったんじゃないかと思いますが、

これだと「ムテイオ」と読むのか「ムータオ」と読むのか

ハッキリしなくなる。

 

だからMUTAOではなく

MUTOなのでしょう。

 

それはそうと気になるのは、

この名前が日本の姓「武藤」に聞こえること。

 

関係者に誰か、そういう人がいたの?

 

ゴジラの名前だって

1950年代の東宝演劇部に

「グジラ」(=クジラ+ゴリラ)とあだ名された

巨体の人物がいたことに由来する(らしい)のです。

 

MUTOが「武藤」に由来して何が悪い。

 

というわけで、新しい怪獣の名前を考えました。

Sardonically Astringent Terrestrial Organism

(皮肉っぽく辛辣な地上生物)

略称はSATOで、

むろん「サートー」と読みます。

 

ではでは♬(^_^)♬