<好きになったところは、どこでも地元になる>

──達増拓也・岩手県知事。

対談「超復興の実務と理想」より

 

最近は全国各地に、

ご当地アイドルが存在する模様。

 

しかし岩手で昨年、結成された

「岩手まるごとおもてなし隊」は一味違う。

 

というのもですな、

5人のメンバーのうち、なんと2人は人間ではないのです。

ずばり妖怪。

 

容貌に難のある女性のことを、

かつては「人三化七」(にんさん・ばけしち。人間30%、化け物70%の意)と呼びましたが、

岩手まるごとおもてなし隊、

美女ぞろいであるにもかかわらず、「人三妖二」なのです!

 

ついでに人間3人のうち、1人は800年ぐらい前の人物(公式設定より!)とくる。

なんせメンバーは以下の通り。

 

<さんさ(踊り)の舞姫> サクラ凛

<北限の海女> リアス渚

<平安貴族> 清基秀泰ノ泉(きよもとひでやすのいずみ)

<河童> マジカル河童ちゃん

<座敷わらし> めんこいワラシ

 

公式サイトをご覧になりたい方はこちら。

 

・・・なんというか、

この異次元感覚は岩手ならではのものがありますね。

 

岩手の魅力を世界に発信するのが使命とのことですが、

かくも飛躍したキャラの振り分けには、

ポップカルチャー大好きで知られる

達増知事のアイディアも反映されているのかも知れません。

「あまちゃん評論家」を自認される方ですので(ホントですよ。ツイッターのプロフィールに明記されています)。

 

こういうユニットには、えてして

誰が誰だか分かりにくいという欠点がつきまといますが、

岩手まるごとおもてなし隊の場合、

まかり間違っても、混同はありえません。

 

だいたいリアス渚さんなんて、

一度聞いたら忘れることは不可能じゃないですか(笑)。

 

じつは私、リアスさんがツイートをリツイートしてくれたことで

おもてなし隊の存在を知ったのですが、

この名前にはマジでひれ伏しました。

 

清基秀泰ノ泉さんだけ

名前がちょっと長いものの、

「清い泉さん」とでも覚えれば良いでしょう。

 

現在は発声やダンスのトレーニングを重ねつつ

地元のイベントに登場している様子。

 

動画を見た限りでは

初々しい硬さがまだ感じられますが、

これは場数を踏んでゆくうちに解消されるもの。

今後の活躍が期待されます。

 

おもてなし隊の自己紹介動画をご覧になりたい方はこちら。

 

なお岩手まるごとおもてなし隊、

イニシャルを並べると「IMOT」(アイモットと読めます)に。

これが「(岩手に)愛、もっと」という洒落なのかどうか、

目下、考えているところです。

 

「もっともっと愛」なんて曲でCDデビューしたら面白いでしょうね。

で、カップリング曲が「家は飛ぶ」。

 

なぜかって?

宮沢賢治さんは「イーハトーブ」を

「イエハトブ」と表記していた時期があったのですよ(これまたホント)。

 

ではでは♬(^_^)♬