先週につづき、今週も記事の間隔が空いておりますが

なまけていたわけではありません。

 

「おはよう寺ちゃん」もそうですが、

12日の金曜日には、佐波優子さんと「FRONT JAPAN 桜」をやりました。

 

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動画はこちら。

 

チャンネル桜に限らず、

およそネットのコメント羅には

認知的不協和の塊、ないし物笑いのタネになってもいいから、とにかく文句をつけずにいられない

という手合いがとかく出てきますが

今回の動画のコメント欄を見ると

そんな人々をコケにしまくる

認知的不協和始末人とも呼ぶべき方が登場。

 

いわく。

動画を観てないだろ。観てたら恥ずかしくてこんなこと書けない。

観てもこれなら、理解できるまで観ることを薦めます。

発言を削除したくなると思います。

 

あるいは。

ほんとに動画観たのか?

理解できてないなら、もう一度見ることをお勧めする。

この解説(注:私の話)が揚げ足取りだと思うのなら、病院に行ってみることもお勧めする。

 

おお、保守派にも明るい兆しが!!

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また11日と12日には

ヤフー配信もされているKKベストセラーズのメルマガ

「BEST TIMES」に寄稿しました。

 

ハイ、この本の版元です。

COVER+OBI

ご注文はこちらをクリック!

 

題して、

日米TAG(物品貿易協定)交渉など信じるな!

前編はこちら。

後編はこちら。

 

後編は BEST TIMES のランキングで4位につけています。

ちなみにここには

今後も頻繁に寄稿する予定。

 

そのぶんブログ記事の頻度が落ちるかも知れませんが

ご了承下さい。m(_ _)m

 

そしてもちろん、

きたる19日(金)に開催される

最新トークライブの準備も着々と進行中!!

 

チラシ画像

 

すでに席がかなり埋まっているようです。

お申し込みはお早めにどうぞ!

まだのアナタはこちらをクリック。

 

「赤坂の夜が熱くなるわよ」と、お姉さんも言っています。

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まあ、国立映画アーカイブで開催された

『2001年宇宙の旅』アンレストア70ミリ版特別上映に行ったりもしましたけどね。

アンレストアとは、あえてデジタル・リマスターをせず、

初公開当時のフィルムをできるだけ忠実に再現したという意味です。

素晴らしかったですよ!!

 

前売り券は発売開始から16分で完売したとか。どうにかゲットできました。

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とはいえ安倍総理、消費税10%引き上げ実施

明日、表明する意向とか。

 

ご存じかも知れませんが、「頑張れ日本! 全国行動委員会」は明後日、

「安倍総理支持」と「消費増税絶対反対」を同時に掲げてデモをやるのです。

はたしてアウフヘーベンとインテグレイトは可能なのか?

 

ついでに、この男はどう出るか。

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それはともかく。

「FRONT JAPAN 桜」でも取り上げましたが

こんな記事が出ていました。

 

日中世論調査 中国人4割、日本を好感 調査後初の高水準

(毎日新聞、10月11日配信)

 

わが国のシンクタンク「言論NPO」は2005年以来、

中国の「中国国際出版集団」と共同で

日中両国民にたいする共同世論調査を実施しています。

 

で、第14回となる今年の調査(9月実施)の結果が発表されたのですが・・・

どうぞ。

 

中国人の日本に対する印象で

「良い」(「どちらかといえば」を含む、以下同じ)との回答は

42.2%(前年比10.7ポイント増)と

2005年の調査開始以来初めて4割を超えた。

中国側の対日イメージの改善がさらに進む一方、

日本側では依然厳しい対中イメージが主流を占めており

日中間の温度差が浮き彫りになった。

元の記事はこちら。

 

逆に中国にたいする印象を聞かれて

「良い」(「どちらかといえば」を含む)と答えた日本人は

13.1%(前年比1.6%増)しかありません。

 

中国が「反日的」というのは昔の話で、

今や同国は親日国家となりつつあるのではないか?

むしろ日本のほうこそ

「反中国家」と呼ばれても仕方ないのではないか?

 

言論NPOのサイトを見ると、さらに驚くべきことが分かります。

 

日本に良い印象を持っている中国人は

2016年  21.7%

2017年  31.5%

2018年  42.2%と、

この二年間、年10%前後のハイペースで増えている。

まさに高度成長。

 

他方、日本に良くない印象を持っている中国人は

2016年  76.7%

2017年  66.8%

2018年  56.1%と、

この二年間、やはり年10%前後のハイペースでっている!!

元のデータはこちら。

 

これが続いた場合、

来年は「良い」が50%を突破し、

「良くない」は50%を割り込みます。

ついに逆転するのです。

 

しかるに中国に良くない印象を持っている日本人は

2012年以来、80%前半〜90%前半で推移。

今年は86.3%でした。

 

また日中関係について「良い」と答えた中国人は

2016年  14.0%

2017年  22.8%

2018年  30.3%

これまた年8%程度のペースで上昇中。

 

まあ民主党政権時代の2009年と2010年には

なんと70%を超えていましたから

それに比べればまだまだですが

日中関係を「良い」と答えた日本人は7.2%ですからね。

 

日中関係を「悪い」と答えた中国人にいたっては

2016年  78.2%

2017年  64.2%

2018年  45.1%

二年間で33%減の大暴落!

 

まあこれについては日本側の数字も

2016年  71.9%

2017年  44.9%

2018年  39.0%

ほぼ同じペースで大暴落していますので

お互いさまというところですが

わが国の場合、「良い」が低迷している。

 

1978年に締結された日中平和友好条約の精神が

実現されたかどうかという質問にたいしても

中国人は44.8%

「実現できている」(「すべて実現」と「大部分実現」を含む)と答えましたが

日本人で同じ答えをした者は14.8%。

 

歴史問題についても

「日中関係が発展するにつれ、歴史問題は徐々に解決する」と答えた人が

中国側では43.9%(前年比10.8%増)となったのにたいし

日本側では29.3%(前年比0.5%増)止まり。

 

「日中関係の状況に関わらず、歴史問題を解決することは困難」と答えた人は

日本では28.9%もいるのに

中国では9.4%です。

 

おいおい、本当に中国は反日なのか?

日本が一方的に中国を嫌う状態に移行しつつあるんじゃないのか?!!

 

記事の内容と直接の関係はありません。

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しかしお立ち会い。

データを詳しく見てゆくと

いろいろ面白いことが分かります。

 

たとえば、日本に良い印象を持つ理由。

今年のトップ3は

1)日本は経済発展を遂げ、国民の生活水準も高いから(51.6%)

2)日本人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高いから(49.2%)

3)日本の環境は美しく、自然が風光明媚で温泉等の観光地が多いから(45.3%)

でした。

 

が、昨年の調査では第2位(53.5%)だった

「日本製品の質は高いから」

今年は44.0%と10%近く下落して第4位。

 

「日本の技術は先進的だから」にいたっては

2017年  44.9%(第4位)

2018年  25.0%(第6位)と

わずか一年で20%近い大暴落。

 

日本は今のところ豊かだが

そんなに進んでいる国というわけではない。

これが中国人の本心ではないのか。

 

さらに!

 

日本を軍事的脅威と見なした中国人は79.4%ですが

中国を軍事的脅威と見なした日本人は57.5%。

 

「日中間で軍事紛争は起きるか」 という問いにたいしては

「数年以内に起きると思う」「将来的には起きると思う」と答えた中国人が

56.1%に達したのにたいし

中国を嫌う傾向が強く、

日中関係も良いと思っていないはずの日本人で

同じ回答をした人は27.7%。

 

反中的な日本人より

親日的な中国人のほうが

相手のことを警戒している!

なぜだ?!

 

・・・そろそろ、真相が見えてきたのではないでしょうか。

中国側の調査結果は

次のように解釈すれば、きれいに筋が通ります。

 

1)日本との利害は一致しているとは限らず、対立の火種はある。

2)しかし日本は、一度は経済大国になりこそしたが、今や落ち目になっている。

3)よってこのまま行けば、こちらのペースで日本を取り込めるだろう。

 

現に日中間の経済関係についての回答を見ると

「ウィン・ウィンの関係に近い」

「どちらかと言えばウィン・ウィンの関係に近い」

と答えた人の割合は

日本24.1%にたいし、中国61.5%。

 

日中間に「平和的な共存・共栄関係が実現できる」

思っている人にいたっては

日本8.6%にたいして、中国29.9%!

 

要するに中国人に見られる親日傾向の高まりとは

いずれこちらが勝つのだから、もうカリカリする必要はない

という心理的余裕の産物としか思えないのです。

 

なるほど、そう割り切ってしまえば

日本は自然も美しい(ついでに土地も買える)し、

人々は全体的におとなしく善良。

 

嫌う理由はないのです。

そりゃ、良い印象が増えるでしょう。

 

しかるに日本側の調査結果は、こうとでも考えないと筋が通せない。

 

1)遠からず中国に圧倒されそうで怖い。

2)とはいえ、中国とぶつかるなんて考えたくない。

3)だから、とにかく中国は嫌いだ。

 

・・・言ってはなんですが

心構えがこれだけ違っていては、

すでに勝負は見えていますよ。

 

もちろん、中国の勝ちです。

わたくしも中国語を勉強することにします(Ⓒ三橋貴明さん)というヤツですね。

 

ちなみにこの世論調査では

グローバル化についての是非を問う項目もあったのですが

この結果もじつに興味深い。

まず日本からまいりましょう。

 

グローバル化を「良いことだと思う」と答えた人は49.9%。

前年より11%も増えています。

 

「良いことだと思わない」は5.6%。

前年より2.4%減りました。

つまりは8.0%→5.6%と、三割少なくなったことに。

おいおい。

 

ところがお立ち会い。

中国の結果はこうです。

 

良いことだと思う  61.2%(前年比4.7%減!)

良いことだと思わない  20.3%(前年比4.3%増!)

 

自国中心のグローバリズムを推進する傾向が強いにもかかわらず、この結果。

中国人のほうが、日本人より賢いんじゃないですかね?

 

「バカ野郎、だから言っただろう」(※)個人の感想です。

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