「超インフラ論」と言えば

畏友・藤井聡さんの書名ですが、

アメリカ史上初の女性大統領たらんとする

ヒラリー・クリントンさんも

最近、こんなツイートをしました。

 

わが国の道路、橋、空港の状態はひどい。

アメリカにふさわしいインフラはこんなものではないはずだ。

ヒラリーはそのための公共投資を断行する。

 

もとのツイートはこちら。

 

このツイート、動画までついていまして

そこでヒラリーはこう言っています。

 

今のアメリカのインフラがいかにひどいか、

あらためて言う必要はないでしょう。

道路や橋は穴が開いて崩れ落ちるありさま。

天気が荒れると送電システムがダウンするせいで、

停電に耐えねばならない家庭が多々出てしまいます。

 

私たちの暮らす都市の地下にある

パイプラインや上下水設備は、

下手をすれば100年前か、それ以前にできたもの。

 

空港はメチャクチャです。

港湾設備も改善が必要。

鉄道にしても同じこと。

 

私は5年間で2750億ドルの

インフラ投資を行うプランを持っています!

これにより、十分な報酬を得られる雇用が創出され

アメリカにふさわしい未来が築かれるのです!

 

2750億ドルと言えば

1ドル=120円として33兆円。

 

となると1年あたりの金額は6.6兆円となります。

あの広大なアメリカのインフラを立て直すうえで

はたして十分かどうかは

正直、疑問なしとしません。

 

もっともヒラリーによると、

アメリカにはすでに議会の承認を待つだけになっているインフラ投資プランがあり、

彼女のプランはそれをさらに引き上げるものなのだとか。

 

現政権の言い方にならえば「第二ステージ」ですが、

重要なのは大統領候補が

インフラ投資の必要性と意義を正しく認識していること。

なにせ動画はこう締めくくられたのです。

 

インフラ投資、それは未来を手にするための頭金。

 

つまりはそういうことなのですよ!

 

最近のわが国では、

物事はすべてアメリカ流にしてゆくのが正しい

という思想が 定着しているようですから、

ここはひとつ、プライマリーバランスの均衡達成など忘れて

大規模なインフラ投資と行くべきではないでしょうか。

 

さもなければ

ヒラリーが述べたようなインフラ崩壊が

日本でも始まるのは時間の問題かも知れませんよ。

 

超インフラとインフラ崩壊、

日本にふさわしい未来はどちらだ?!

 

・・・って、わざわざ聞かなきゃならないことですか??

 

でも、どうやら聞かなきゃならないらしいのです。

ではでは♬(^_^)♬