泡沫候補だの
毒舌が過ぎるだのと言われつつ
予備選挙を順調に勝ち進み、
ついにアメリカ共和党の大統領候補指名を確実にした
ドナルド・トランプ。
日本の核武装を容認するなどと発言したこともあり
わが国でも保守派の一部に
トランプ大統領待望論が出てきているようです。
あとは民主党から候補指名を受けるであろう
ヒラリー・クリントンに勝てるかどうかですが
そのトランプに
ローリング・ストーンズが文句をつけました。
今週水曜、トランプはストーンズの曲
「スタート・ミー・アップ」を支援集会で流したのですが
直後にストーンズの代理人が
以下の声明を発表したのです。
ローリング・ストーンズはトランプにたいし、
選挙運動での曲の使用を許可したことはない。
ゆえに今後、バンドの曲を一切流さないよう要望した。
トランプは「スタート・ミー・アップ」のほかにも
「無情の世界」や「ブラウン・シュガー」といった曲を
集会で流していたとのこと。
これにたいしてトランプ、
次のようにコメントしました。
ストーンズとケンカするつもりはないし、
ミック・ジャガーは好きだ。
それに選挙運動で使う曲については、使用権をすべて取っている。
ちなみにトランプにたいしては、
ストーンズ以前にも、
アデルやエアロスミスといったアーティストが
自分たちの曲を選挙運動で使わないよう要望しています。
トランプ陣営はこれに応じているとのことですので
ストーンズの要望も受け入れるのではないでしょうか。
何というか、毀誉褒貶の激しい人物ですが・・・
ストーンズのキース・リチャーズは
昨年9月、トランプについて
こんなコメントをしたと言われます。
ああいう人物が出馬するのは新鮮だね。
ズバズバ本音を言うし。
だが、トランプが大統領になるのを想像できるかい?
悪夢そのものだよ。
とはいえ、悪夢とは言い切れないね。
起こりうる話だから。
それがアメリカの摩訶不思議なところさ。
レーガンが大統領になるって、予想できたヤツがいるかい?
キースの予想は的中するか?
今後の展開が注目されます。
ではでは♬(^_^)♬
3 comments
玉田泰 says:
5月 6, 2016
初めまして。今更のように遅れてきた読者です。
「戦後脱却で、日本は「右傾化」して属国化する」
を読了しました。
確かに表題通りの内容なのですが、僕にとっては違った意味合いを併せ持つ読書経験でした。上手く言えないのですが「頭の中に直接手を突っ込まれて、脳を解きほぐしてくれる機能」の体験のようでした。
今、読み終えて、頭の重石が砕かれたかな? と言う何時ぞにない解放感があります。
このゴールデンウイーク中にもう一冊、先生の本を読みたく思います。
まだ、一冊しか読んで居ない者にお勧めの著書はありますか?
SATOKENJI says:
5月 6, 2016
ありがとうございます。
次にお読みいただく本ですが、玉田さんのご関心に応じて、フローチャートにしてみました。
1)政治思想、および近年の日本のあり方を糸口に思考を解きほぐしたい
→『愛国のパラドックス 「右か左か」の時代は終わった』(アスペクト)
http://amzn.to/1A9Ezve
2)戦後日本の歴史を糸口に思考を解きほぐしたい
→『僕たちは戦後史を知らない 日本の『敗戦』は4回繰り返された』(祥伝社)
http://amzn.to/1lXtYQM
よろしくどうぞ。
マゼラン星人二代目 says:
5月 6, 2016
>日本の核武装を容認するなどと発言したこともあり
>わが国でも保守派の一部に
>トランプ大統領待望論が出てきているようです。
日本に核武装を認めるなら、北朝鮮(や韓国)の核武装だって容認されるかも知れない。
その点への恐れはないのでしょうか。それほどまでに、「価値観の共有への信頼」が深く、堅いということなのか。
本当に何も知らないので、わかる方、どなたか。
>「価値観の共有への信頼」
「属国根性」とか「事大主義」とかいった類いの罵詈雑言は極力控えたいところです。
とまれ、そうした姿勢のもとで核武装がなったとしてそこに一体何の意義があるのか。仮に保守派の立場から考えても理解に苦しむところです。
核シェアリング?
それが、(保守派的に)そんなに喜ぶほどの事でしょうか。