フランス革命は、

アメリカ独立革命の影響を受けていますが、

過激さにかけては、はるかに上。

 

そのせいでさんざんな目にあったのが、

トマス・ペインです。

 

1776年、アメリカ独立戦争の起爆剤となった本

「コモン・センス」

を書いた人。

 

これです。

 

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1783年、アメリカは独立を達成しますが、

その後ペインは、母国であるイギリスにいったん戻ります。

 

そこで知り合ったのが、政治家・文人として知られたエドマンド・バーク。

じつはバーク、アメリカ独立について

独立戦争当時から賛成の立場を取っていました。

 

仲間だ!

ということになったんでしょう、

二人は意気投合します。

 

事実、バークはペインについて

「偉大なアメリカ人」とまで呼んだことがあるのです。

 

しかるにここで、フランス革命が勃発。

 

自由万歳がモットーで、

かつ王政が大嫌いというペインは、

さっそくパリに乗り込み、

革命の成功を伝える手紙を

バークに何回か送ります。

 

アメリカ独立革命に理解のあったバークだから、

フランス革命も支持するに決まっている!

そう思ったんでしょうね。

 

ところがどっこい。

 

バークはフランス革命が、アメリカ独立革命とは何か違うことに気づいていました。

 

アメリカ独立は、

新大陸に自分たちの国をつくりたいというだけの話。

 

そのために宗主国イギリスと戦いはしましたが、

イギリスの王政を打倒しようとか、

そんなことをめざしたわけではありません。

 

要はイギリスとの主従関係さえ脱却できれば、

それで良かったわけです。

 

しかしフランス革命は、

自国の王政、

いわゆる「アンシャン・レジーム」(旧体制)を

徹底的に滅ぼそうとする方向に進む。

 

のみならずイギリス国内にも、

それを見習おうとする動きが出てきます。

 

これはよろしくない!!

 

こうして1790年、バークが発表したのが、

「フランス革命の省察」。

これです。

 

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バークは同書でフランス革命を徹底的に批判。

当時のイギリス首相、ウィリアム・ピットなど、

こんなコメントを呈しました。

 

この罵倒は芸術的だ!!

 

さあ、ペインはどう出るか?

つづきは明日のブログをどうぞ。

 

ではでは♬(^_^)♬