「FRONT JAPAN桜」、いかがでしたか。

 

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この番組では

今回の佐波優子さんをはじめ

sayaさん

浅野久美さん

銀谷翠さん

など、

さまざまな女性陣とコンビを組ませてもらっていますが

みなさん才色兼備なので

番組が充実した内容になっていると思います。

 

4月は13日と27日の出演予定。

お楽しみに!

 

(↓)そして20日にはこれがあるのをお忘れなく。

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参加のお申し込みはこちら。

 

他方、昨年12月に

中野剛志さん、施光恒さん、柴山桂太さんと行った座談会の採録が

東洋経済オンラインで公開されました。

題して・・・

 

「衰退途上国」日本の平成30年史を振り返る〜リベラルはなぜ新自由主義改革に賛同したか

ご覧になりたい方はこちら。

 

とにかく話題が多岐にわたっていたので

記事を起こした久保田正志さんは大変だったと思いますが

うまく論旨をまとめて下さっています。

 

達増拓也・岩手県知事は以下のようにツイート。

気鋭の論客4人の議論。なぜ、どのように、日本は衰退に向かっているのか。

もとのツイートはこちら。

 

「超重要な4名」というツイートもいただいています。

もとのツイートはこちら。

 

ちなみにこの記事は前編で、

後編が近く公開されるはず。

こちらもご期待下さい!

 

d(^_^)b\(^O^)/「超重要な4名」です\(^O^)/d(^_^)b

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ちなみに最近、

メディア出演が増えてきているうえ

新著(※)の追い込みにもかかっているので

ブログ記事の間隔が空く場合があります。

ご了承下さい。

(※)担当編集者が「これは面白い!!」と興奮しています。乞ご期待。

 

さて。

 

2015年4月29日、

アメリカ議会で演説した安倍総理は

日米同盟を「希望の同盟」(Alliance of Hope)と位置づけました。

 

しかるにある有力な筋からの情報(要出典)によれば

じつはこれ、

「希望的観測の同盟」(Alliance of Wishful Thinking)を改ざん、

いや書き換えたものだったとか。

 

何でも外務省内部で

希望のあとに「カンソク」などと書き加えたがるヤツは

君側の奸に決まっている!

と問題になり、

今の表現に落ち着いたらしい。

 

とはいえ、どちらの表現が正しいかは

今や明らかになりつつあります。

 

どうぞ。

日米首脳外交に限界、安倍首相の「片思い」か

(ブルームバーグ、3月23日配信)

 

安倍晋三首相とトランプ米大統領の個人的な信頼に支えられてきた日米関係が、

電撃的な米朝首脳会談の開催合意や

鉄鋼・アルミニウム輸入関税の導入など難題に直面している。

首相は4月中に訪米し、結束を確認したい考えだが、

野党からは首脳外交の限界を指摘する声も出ている。

 

元の記事はこちら(添えられた画像が傑作)。

 

米朝首脳会談開催合意が伝えられた9日、

総理はトランプと30分ほど電話会談したのですが

じつはその際、

トランプは貿易問題での譲歩を迫っていた。

 

そして・・・

 

日本は鉄鋼・アルミニウム輸入関税の適用対象として残った。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は22日、

上院財政委員会で、

欧州やオーストラリア、韓国、アルゼンチン、ブラジルなどの同盟国を適用除外としたが、

日本には言及しなかった。

 

おっと、韓国が適用除外とは。

米朝首脳会談をめぐる経緯もそうですが、

どうも最近、

トランプは安倍総理よりも文在寅大統領のほうに

個人的信頼を感じているふしがあります。

 

で、トランプは22日(現地時間)に

ホワイトハウスでこう発言する。

ニューヨーク・タイムズの記事から、英語の表現を抜粋しましょう。

 

I’ll talk to Prime Minister Abe

of Japan and others— great guy, friend of mine —

and there will be a little smile on their face.

And the smile is,

‘I can’t believe we’ve been able to take advantage of the United States for so long.’

So those days are over.

 

日本の安倍総理とか、他の政治家と話すだろ。

安倍はいいヤツで、オレのダチなんだが、

いつでも、ちょっとドヤ顔しているんだよ。

つまりだな、

「これだけ長くアメリカをカモにできたなんて嘘みたいだ」って笑っているんだ。

そんな日々は終わりってことさ。

 

元の記事はこちら(これも添えられた画像が傑作)。

 

記事のタイトルはずばり、

「トランプを読み違えた日本〜同盟国なのに関税適用除外されず」。

 

W (^_^)W\(^O^)/いやあ、希望的観測の同盟だ!\(^O^)/W(^_^)W

 

トランプは22日、

通商法301条に基づいて、中国からの幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置を発動。

鉄鋼やアルミニウムへの輸入関税

(こちらは通商拡大法232条に基づいています。

ちなみに鉄鋼は25%、アルミは10%)よりも

そちらのほうが重要、と見ることはできるでしょう。

 

ただしトランプ、中国への制裁措置と関連して

ホワイトハウスでこう語っているんですよ。

 

中国の習近平国家主席は尊敬している。

ただアメリカは、世界の歴史上、最も大きな貿易赤字を抱え、制御できる規模ではない。

元の記事はこちら。

 

ン?

どうも安倍総理より、習近平主席への評価のほうが高いのではないか。

 

ついでにウィルバー・ロス米商務長官

軍事的な同盟国だからといって、

貿易をフェアにやっているとは限らない。

それとこれは別の話だ。

という旨を発言、

経済政策と安全保障を分ける姿勢を見せています。

発言を含む動画はこちら。

 

裏を返せば

「それとこれとは別の話」である以上、

中国にとりわけ強い制裁措置を課したところで

(たとえば)尖閣問題で日本の肩を持ってくれる、ということにはならない可能性が高い。

「習近平、ザマみれ」などと溜飲を下げるわけにはゆかないのであります。

 

だいたい、先に述べたとおり

関税適用から除外された同盟国だってあるんですからね。

 

とはいえ、

米朝首脳会談も頭越しに決められ、

鉄鋼・アルミニウムの輸入関税の適用除外にも入れてもらえないとすれば

安倍晋三首相とトランプ米大統領の個人的な信頼関係とは

いったい何なのでありましょうか。

 

希望の党の長島昭久政調会長は20日、

くだんの関係について

「安倍首相の片思いだったのかもしれない」

とバッサリ切り捨てましたが、

たしかに日本側が

希望的観測を積み重ねることで

どうにか関係を維持してきた観は否めない。

 

ニューヨーク・タイムズの記事では

政治コンサルタント機関「テネオ・インテリジェンス」の副代表を務める

トビアス・ハリスさんという日本アナリストの発言が紹介されていましたが

ハリスさん、こう述べています。

 

(今回の関税措置について

世耕弘成経産相が「きわめて遺憾」などと言っているが)

日米の経済関係についてトランプが

強硬姿勢でブレないことぐらい分かっていたはずだろう。

 

指導者同士の間に信頼関係があるからと言って、

槍玉に挙げられずにすむだろうなどと

日本政府関係者が思い込んでいたとは信じがたい。

 

のみならず、昨年11月に来日した際も

トランプは安倍総理との共同記者会見の場で

こう言っているのですぞ。

 

こっちの経済ほど(日本経済の)状態が良いかどうかは知らないね。

そんなことはないだろう。

違うか?

で、オレたちは今後も

アメリカがトップの状態を維持してゆこうと決めたのさ。

あんたらは2番にしてやるよ。

元の記事はこちら。

 

昨年11月11日の記事

 「『アメリカに逆らう国は痛い目にあってきた』とトランプは日本で言った」

でも書きましたが、

アメリカ・ファーストを掲げるトランプにとって

日本はアメリカに逆らわないかぎりにおいて価値がある国にすぎない。

 

安倍はいいヤツで、オレのダチなんだが、

いつでも、ちょっとドヤ顔しているんだよ

という発言にしたって、

要するに

あいつはオレとの力関係ってもんが分かっているのか?

ということではないのか。

 

しかるに安倍総理、

ないし日本政府は

日米が対等のパートナーであると自他に言い聞かせすぎて

それを信じ込んでしまった感が強い。

 

トビアス・ハリスさんの読みどおり、

本当は「経済でもめる」と分かっていたが

わざと分かっていなかったふりをして驚いてみせている

のであればまだしも、

本当に分かっていなかったのではないか?

 

だって、そうでしょうに。

客観的に見れば分かって当然のことが分かっていなかったふりをするのは

自分たちがお花畑的妄想にひたっているという印象を

意図的に相手に与えようとするにひとしい。

 

ますますナメられるリスクを冒して

ンなこと、わざわざやりますかね?

 

だ・か・ら、

日米は「希望的観測の同盟」だというのですよ!

 

現に総理は24日、

来月に行うことで調整を進めている日米首脳会談について

核やミサイル問題、そして何よりも拉致問題がしっかり前進するよう全力で働きかけていきたい

と発言。

元の記事はこちら。

 

こう言っては申し訳ないのですが

どうして「そして何よりも拉致問題」という話になるのでしょうか?

 

少なくともアメリカの立場から見るかぎり

拉致問題の重要性など

核やミサイル問題に比べたら皆無のはず。

 

前二者の対応を誤ったら

米本土にICBMが飛んでくるかも知れませんが

拉致被害者がついに日本に帰れずじまいになろうと

アメリカには何も影響ないんですからね。

 

これが、シビアな現実的判断というもの。

にもかかわらず、

核やミサイル問題、そして何よりも拉致問題

などと仰るところを見ると

どうも安倍総理、

トランプとの間には個人的な信頼関係があるのだから

アメリカは必ず日本に配慮、

いや忖度してくれるだろう

本気で信じているようにしか思えないのであります。

まさに希望的観測。

 

わが国に必要なのは

自分の都合に合わせた願望で物事を判断せず

現実をシビアに直視することではないでしょうか。

 

さもなければ

経済であれ安全保障であれ

ふいにハシゴを外され愕然となるという

しょうもない顛末が待っているに違いない。

 

希望的観測にとらわれているかぎり

真の希望には永遠にたどりつけない、

こう言っても過言ではないのです。

 

(↓)希望をつかむためにも希望的観測を捨てよ! というわけで、この4冊をどうぞ。

『対論 「炎上」日本のメカニズム』帯付き書影

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フランス革命の省察

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ではでは♬(^_^)♬