8月3日の記事

「句読点を軽視すべからず part2」

私はこう書きました。

 

頭の中で音読できる、

すなわち文字が声になって聞こえてくる文章だけが

内容がスッと頭に入る文章なのです。

わが国のインテリが書く文章の大部分が、ここで失格となるのは言うまでもないでしょう。

 

これにたいして、

Widelogy さんからコメント、というかご質問をいただきました。

抜粋してご紹介します。

 

これが事実だとすると、私に日本語を教えてきた人々(両親、教師、新聞、書籍などなど)殆んどが失格だろうということになります。

彼らもそのインテリから文章を学んでいるはずですから。

であれば当然、私も失格レベルのはず。

問題は、自分のレベルの低いうちは自分よりレベルの高い人達の差を正しく見分けるのは難しい、と言うより殆んど出来ないという点です。

音楽などもそうではないでしょうか。

この状況で、どうしたら自分のレベルを正しく引き上げることが出来るのでしょうか。
古典が大切なのは分かります。しかし、その中で私がどれが良い日本語の文章なのかを判断できるのでしょうか。

(古典とはなにかという疑問もあります)

 

これにお答えしようと思うのですが、

そのためにはまず、

日本のインテリ(の大部分)の文章がいかなるものか、

みなさんに実感していただきましょう。

 

例として挙げるのは、

小松春雄さんの訳した岩波文庫版『コモン・センス』。

 

これを選んだ理由はお分かりですね。

私の『コモン・センス完全版』と比較できるからです。

 

ちなみに小松さんのプロフィールは、ウィキペディアによれば以下の通り。

 

小松春雄(こまつ はるお、1913年 – 1988年5月)は、政治学者、中央大学名誉教授。

東京大学法学部政治学科卒。國學院大學助教授、中央大学教授、1962年「イギリス保守主義史研究」で中大法学博士。

84年定年退任、名誉教授、成蹊大学教授。

英国保守主義のエドマンド・バーク、その論敵トマス・ペインを研究した。

 

バークとペインをともに研究しているというところには

親近感をおぼえますね。

私もこの二人の本を翻訳したわけですから。

 

バークは「フランス革命の省察」。

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ペインは「コモン・センス」。

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しかし、小松先生の訳はいかなる出来映えか?

それは明日のブログをどうぞ。

スゴく面白いですよ・・・

 

ではでは♬(^_^)♬