本日発売の雑誌「表現者」

(2015年5月号、通算第60号)に

「保守派の世界観はリアルか」が掲載されました。

 

Unknown

(↑)黒鉄ヒロシさんによるカバーのオブジェ、

「ある中国人、ピケティを読む」なのだそうです。

 

わが国で「保守派」と呼ばれる方々(の多く。以下同じ)の主張が、

保守主義というよりは

愛国的進歩主義とか、

ナショナリズム左翼とか形容されるべき特徴を持っていることは

「愛国のパラドックス」でも指摘した通り。

 

電子版もご用意しています。

 

だからこそサブタイトルが

「右か左か」の時代は終わった

となっているのですが・・・

 

人間、何を正しいと思うかは

世界観によって大きく左右されるもの。

 

たとえば「自分たちは絶対の正義だが、それゆえ悪の勢力に迫害されている」という世界観を持つと、

あらゆることが「敵対勢力の陰謀」としか見えなくなる。

 

ならば保守を標榜しつつも

多分に左翼的な特徴を持った主張を展開するということは何を意味するか。

 

保守派の多くが

保守と左翼の相違を曖昧にする世界観を持っていることを

暗示していないでしょうか?

 

そのような世界観はリアルか。

イギリス出身の名演出家、ピーター・ブルックの発言を出発点に

この点を考えてゆきます。

 

左翼の世界観がリアルだと言いたいのではありませんよ。

あれはあれで、多分にファンタジーです。

ただし保守と左翼の相違を曖昧にする世界観が

そのような世界観を越えるリアリティを持ちえているか、

検証してみようというわけです。

 

あんがい、あまり変わらなかったりして・・・

 

「保守派の世界観はリアルか」

ぜひご覧下さい。

 

ではでは♬(^_^)♬