「FORCED TO WORK の日本語訳は?」でも取り上げた

〈「強制労働」認定事件〉について、

弁護士の堀内恭彦さんが、以下のようにずばり指摘されています。

 

岸田外務大臣は、

「forced to work(働かされた)は、

『強制労働』を意味するものでなく、

徴用工問題は既に解決済みという日本政府の立場に変わりはない」

などと呑気(のんき)な説明をしていますが、

そんな言い訳は世界には通用しません。

 

(中略)

 

今回の件は、日本政府が西洋的価値観に安易に追随して

「世界遺産」登録に奔走したあげく、

韓国の反日プロパガンダに屈して国益を損ねてしまうという結果に終わりました。

一体、誰の、何のための活動だったのでしょうか?

 

全文をご覧になりたい方はこちら。

 

「Forced to work は強制労働を意味しない」

という外相発言について、

堀内さん、「呑気な説明」とバッサリ斬っておられますが、

それも当然。

 

本サイトの読者、たかゆきさんのコメントにもあるとおり

法務省運営のサイト

「日本法令外国語訳データベースシステム」

においても

〈強制労働の禁止〉はこうなっているのです。

 

(強制労働の禁止)
(Prohibition of Forced Labor)

第五条 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他

精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、

労働者の意思に反して労働を強制してはならない。

 

Article 5 Employers shall not force Workers to work

against their will through the use of

physical violence, intimidation, confinement,

or any other means which unfairly restrict the mental or physical freedom of said Workers.

 

他方、ユネスコ政府代表部大使・佐藤地(くに)さんの発言はこちら。

 

1940年代にいくつかの施設で、

意思に反して連れてこられ(brought against their will)、

厳しい環境の下で働かされた(forced to work under harsh conditions)」

多くの朝鮮半島出身者がいた(。)

 

まるっきり同じじゃないですか。

 

どこをどう解釈すると

Forced to work はForced labor を意味しない

ということになるのでしょう??

 

日本の国益をどうにか守りたいという

外相の気持ちは分からなくもありませんが

これはいくら何でも無理です。

 

あえてエールを送るとすれば、もはやこれしかありません。

ご存じ、「スター・ウォーズ」の名フレーズ、

MAY THE FORCE BE WITH YOU!

〈FORCE〉の守りあらんことを!

 

いや、〈FORCED〉の守りあらんことを! というべきか。

 

パラドックス、あいかわらず絶賛蔓延中のようです。

ではでは♬(^_^)♬

 

 

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