今回の衆院解散、
総理は10月あたりから考えていたのでは?
といった話もあります。
けれども最終的なきっかけとなったのは
やはり11月17日に発表された、
7月〜9月のGDP統計値でしょう。
なにせ予想を超えて悪かった。
年率にして実質で1.6%減、
名目なら3%減というんですから。
しかるについ最近まで
経済の専門家の間ですら
景気はV字回復するだろう!
という楽観的な予測が多々見られました。
あれは一体、何だったのでしょうか?
藤井聡さんも、かなりお怒りです。
いわく。
経済財政諮問会議の委員を含めた有名大学経済学者や著名エコノミストの大半は、
「消費税増税のインパクトは限定的です」と口にしていました。
さらには、彼らの内100名を超える署名論文の中で、
「むしろ、駆け込み需要のせいでデフレ脱却すら叶うかもしれない」とすら主張しておられました。
彼らは、いかにしてその甚大な「責任」をおとりになれるのか・・・
これからの経済政策の決定プロセスを適正化するためにも、
至極もっともな主張です。
しかるに、このGDP統計が発表されるのと相前後して、
もう一つ、驚くべき話が浮上しました。
今年の夏、さいたま県でオスカーという盲導犬が
フォークのようなもので背中を刺された、
と報じられたのをご記憶でしょうか。
あのときは日本中が憤慨したものです。
ある記事の表現を借りれば、
「盲導犬をフォークで刺すなんて人間じゃない」
「飼い主にとっては自分が刺されたのと同じ」といった声が巷には溢れ、
芸能人や文化人、政治家までもが怒りのコメントを寄せた。
愛犬家で知られる川島なお美やデヴィ夫人らは、「犯人を絶対に許してはならない」と憤慨した。
とのこと。
ところがですな。
警察が捜査を進めるうち、
あれは大誤報だったのでないかという疑いが強まってきたのです!
理由は以下の通り。
1)防犯カメラの映像に、オスカーが刺される瞬間が映っていない。
2)駅で発生した事件(のはず)なのに、目撃者が誰も出てこない。
3)オスカーは犬用のシャツを着ていたが、シャツには穴が空いていない。
4)大型犬が夏になるとかかりやすい皮膚病には、傷口が穴のように見えるものがある。
飼い主はあまりのことに、今や外出もできず、ふさぎこんでいるとか。
お気の毒です。
どうも2014年は、
STAP細胞といい、
オスカー刺傷事件といい、
景気のV字回復といい、
「本当はありもしないものを、みんな見た気になる」年のようですね。
ではでは♬(^_^)♬
3 comments
たかゆき says:
11月 22, 2014
見たい夢♪
ひとは 見たい夢しか
見ようとしないのでせう。。。
良い夢を見るには
香りが大切とか、、
V字回復 STAP オスカー
みんな臭いですね
悪夢に魘されさうで ございます。
アサリの味噌汁 says:
11月 22, 2014
本当はありもしないものを見た気になる。その状態が一番しっくりくるのは水島さんでしょう。「安倍さんの外交は見事であります」「安倍さんを馬鹿だという方が馬鹿であります」などの発言から、水島さんは安倍さんの中には本来ないもの、つまり保守性を見た気になっているのだろうと思います。
普通の人間なら2013年3月15日のTPP参加表明の時点で「安倍は革新だったんだ」と確信するのです。中野剛志さんが前々からTPPの危険性をテレビや書籍で訴えてくれたこともあって、予想以上に多くの人が目を覚ましたと思います。
その後も増税や外国移民などで、安倍晋三=左翼だということが白昼の下に晒されたのですが、なぜか水島さんだけは未だに安倍絶対支持を打ち出しているのですよね。二千人委員会が微減しているという噂ですが、当然のことだと思います。朝日新聞解体よりも自分の心理状態を解体するのが先決なのではないかと思う今日この頃です。
マゼラン星人二代目 says:
11月 22, 2014
>「本当はありもしないものを、みんな見た気になる」年のようですね。
というより、そうした「虚妄」の「耐用年数の短さ」こそが、ヨリ重視されるべきではないでしょうか。