一文惜しみの百知らず

または

一文惜しみの百損

といえば、

目先のわずかのカネを惜しんで

後で大損失をすること。

 

このフレーズ、

私はずっと

一文惜しみの百銭失い

だと思っていましたが、

辞書を引いてみると

「百知らず」または「百損」が正しいそうです。

 

しかるに。

三橋貴明さんによれば

この国では目下、

1兆円惜しみの44兆円損が発生するリスクがある模様。

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つまりですな、

岩手県が誘致を進めている

国際リニアコライダー(ILC)について、

 

「冗談じゃないよォ〜!

現総理の税金政策の歴史的失敗の尻ぬぐいを

われわれ国会議員が、頭を下げて国民のみなさまに

我慢をしていただいているこの時期にだよ、

何だね、どこにそんなカネがあるんだね?!」

 

という声が出そうな空気が濃厚とのこと。

 

リニアコライダーは、

巨大な筒状の装置の中で

光速近くにまで加速した素粒子を衝突させることにより

宇宙創成の瞬間を再現しようとする

先端実験施設。

 

三橋さんによれば、

建設費は1兆912億円と見積もられているのですが

同施設が今後30年間にもたらす経済効果は

44.7兆円と見積もられています。

 

1.09兆 VS  44.7兆!!

 

ちょっと考えれば

というか、何も考えなくとも

やるべし!!!

という結論が出そうなものですが

なぜかこの国では

「冗談じゃないよォ〜!

何だね、どこにそんなカネがあるんだね?!」

という話になりかねないらしい。

 

三橋さんいわく。

 

わたくしは基本的には楽観的な人間で、

祖国日本の将来的な、というか「最終的な」繁栄を疑ったことはないのですが、

さすがに、「財政問題があるため、ILCの日本誘致は取りやめる」

などと政府にやられた日には、間違いなく絶望的な気分に陥ってしまうでしょう。

 

ILCが岩手に建設されるか否かは、我が国の将来に決定的な影響を与えます。

とはいえ、日本のマスコミはまともに報道しようとしないため、

恐らく国民の大半が「ILC? 何それ? 美味しいの?」状況でしょう。

まずは、ILCについて知って頂き、是非とも「誘致賛成」の声を上げて頂きたいと思います。

(明らかな誤記を一箇所修正)

 

まったく賛成です。

だいたい岩手は目下、

未曾有の国難と言われた東日本大震災からの

本格復興に邁進しようとしているところ。

 

それをサポートするうえでも

ILC誘致は大いに貢献します。

 

にもかかわらず

「冗談じゃないよォ〜!

何だね、どこにそんなカネがあるんだね?!」

などと反対するのは

1兆円惜しみの44兆円損という愚行であるばかりか

被災地を切り捨てるものと評さねばなりません。

 

東北の復興、

日本の発展、

そして宇宙創成の謎の解明は一体である!

 

みなさん、

ILC誘致にはぜひ賛成を。

 

おまけとして、

岩手まるごとおもてなし隊マジカル河童ちゃんさんが

リニアコライダーについて説明している画像を添付しておきましょう。

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ではでは♬(^_^)♬