10月15日に配信開始された KADOKAWA のメルマガ
「踊る天下国家」第二回
「憲法九条がノーベル賞を取る日」について
フルートさんから、絶賛のコメントをいただきました!
全文をご紹介します。
ちょく論第二回目特典音声ファイルすごく良かったです!
作品を好きな人に教えるとき注意しなければいけないこと、
いわゆるネタバレになっちゃうといけないので、少しだけ・・
『真ん中に〇〇が立っているだけで・・』のところ!
まずここを認識できないことには
そもそも”親日””反日”のどちらであったって
国や人の在り方として不安定過ぎますよね。
また安倍総理と石破大臣とのやりとり、
ここにも安倍総理の
本当のところ自身に自信は無いのに神の側に立てちゃう
何かある種これ以上ない位の主体性のなさを感じました。
ある時は神側と一体化することで万能感すら有すのに、
都合が悪くなっちゃうと
今度は自身の政治的左右からの見立てとしての
敵側による全ては策略だ史観に振り回されちゃう、
一見したところ主体性があるように見えて
本当のところ、見る視点を変えるのではなく、
ある発言に伴って自身の姿形まで都合良く変えて解釈してしまっているから、
この後ろめたさが自信のなさとなって
「結構政治的ですよね。(ニコッ)」
になってしまったのかなと思いました。
日本全体で自分たちの姿形が分からなくなってしまっていて、
こんな物の捉え方では歴史の連続性も
本当の自由の実感もままならないと思いました。
(表記を一箇所変更。なお太字の箇所は引用者)
ありがとうございます!
ちなみに「安倍総理と石破大臣のやりとり」とは、
平和賞が発表される直前、
10月10日午前の閣議(厳密には、閣議開催前の写真撮影の席)で
石破大臣が「九条が受賞したら誰がもらうのか。政治的ですよね」と話しかけたところ、
総理が「結構、政治的ですよね」と答えた、というものです。
そしてフルートさんが、とくに気に入ってくださった
『真ん中に〇〇が立っているだけで・・』
トークの終わりのほうに出てくるフレーズですが、
そうです。
これがポイントなのです。
真ん中とはどこの真ん中だ?
一体、立っているのは何なのか?
お知りになりたければ、メルマガと音声ファイルをご購読いただくしかないのですが、
ヒントをお出ししましょう。
10月15日の記事「日本国民にノーベル賞を!!」には、
こんなコメントもいただいているんですね。
!Q!さんより。
9条に平和賞なんて反対です。
日本国民として反対です。
なので、日本国民に9条の件で平和賞なんてありえません。
・・・なるほど、そうですか。
しかし!Q!さん、
あなたが九条の平和賞受賞に反対なのはいいとして、
だから、そんなことはありえないと言い切るのはどんなものでしょう?
賞を授与するかどうか決めるのは
ノーベル賞委員会であるという点を別にしたところで、
あなたは日本国民の一人ではあっても、
国民全体の意思を代表しているわけではない。
自分が受賞に反対だから、受賞はありえないという論理が成立するのなら、
左翼はこう言ってもいいことになります。
9条に平和賞、賛成です。
日本国民として賛成です。
なので、日本国民が9条の件で平和賞を取る日は必ず来ます。
これがつまり、
『真ん中に〇〇が立っているだけで・・』
ということですよ。
だとしても。
今回の音声ファイル、約一時間あるんですよね。
「国家のツジツマ」のもとになった対談でも、
全部で四時間しかないって知ってました?
「国家のツジツマ」は全部で271ページ。
つまり今回の音声ファイルだって、
文字にすれば新書67〜68ページぶんぐらいはあることに。
さらにメルマガ本文があるわけですから
全部では新書80ページ以上のボリュームになるでしょう。
これで200円なら安くないですか?
いま、新書は税込みだと800円くらいするのが普通ですが、その4分の1のお値段。
それでページ数は200〜240ページぐらいのものが多い。
つまり今回の「踊る天下国家」は、
平均的な新書の25%のお値段で、
33%〜40%にあたるボリュームの議論をお届けしています。
計算してみると、30%から60%もお得なのです!
見よ、このコストパフォーマンス。
!Q!さんも、
騙されたと思って、お読み+お聴きになってはいかがですか?
「なるほど、そういう見方もあるか!」と
目からウロコ、なんてことになるかも知れませんよ。
ちなみに富士山麓の別荘で静養中の作詞家・東田剛さんは、
どうせノーベル平和賞を出すなら
憲法九条を考案して日本に押しつけたうえ、
70年近くそれを守らせることに成功したアメリカ合衆国に出せ、
というご意見のようです。
ではでは♬(^_^)♬
8 comments
エドワーズ空軍基地 says:
10月 17, 2014
東田剛さんの名前が出てきてビックリです。
確か東田さんは中野剛士さんと”極めて”親しい間柄でしたね。
まるで表裏一体の”コイン”のような。
!Q! says:
10月 17, 2014
いやあ、わざわざコメントに返答頂きまして恐縮です。
分かっていらっしゃると思いますが、
賛成にしろ反対にしろ
「国民全体の意思」
と言えるわけで無い(100%にならない)
という意味な訳です・・・。
言葉足らずかもしてませんが
よろしく・・
!Q! says:
10月 17, 2014
!Q!です。
わざわざ返事を頂きまして恐縮です。
まあ、お分かりと思いますが
賛成にしろ反対にしろ
100%にならないという意味においても
「ありえません」
と言う事なのです。
では、失礼します。
メルケル says:
10月 17, 2014
さすが東田先生、静養中なのに(?)相変わらず絶好調ですね。
それはともかく、私も先生のちょくマガ第二弾を購入し拝聴いたしました。
これでようやく先生が何故憲法九条がノーベル平和賞を受賞した方が良いと考えているのかが腑に落ちました。聞いて良かったです。ステマ要員みたいなコメントで恐縮ですが、聞こうか迷ってる人が居たら是非購入をお薦めします。
ムルクル says:
10月 17, 2014
超個人的美学
http://achichiachi.seesaa.net/
このブログに佐藤さんの記事の評論が載っているのですが、佐藤さんから見て彼の評論は正しいでしょうか?
雪月花 says:
10月 17, 2014
ダンサーさん
商売上手ですねww
買っちゃおうかなー
フルート says:
10月 18, 2014
コメント取り上げて頂いてありがとうございました!
(また表記を整えて頂いてすみませんでした・・。)
実は今、入手したばかりの別冊正論Extra.16『収容所から銀河へ ジョージ・タケイの栄光』を読み終えたところなのです!この考察の中で佐藤先生がふれられました俳優の真の役割についてのお話、自分が属する文化の価値観や理想を身体で担うことのすばらしさ(またその難しさ)、また演劇にひそむ政治性と政治にひそむ演劇性についてのお話、そして自伝『星に向かって』のタイトルそのまま本当に星になってしまったジョージ・タケイさんのことを考えてみましたら、やっぱり安倍総理と石破大臣とのあのやりとりはすごく勿体なかった・・というより、やはり自分自身掴みきれていないことの現れだったんだと思いました。そしてこれは何も安倍総理ひとりの話ではなく日本の保守派リベラル派双方にみられる現象なのであって、まずここを自覚的に捉えないことにはまた同じような政治家の態度、TVなどの報道、そして受け手側のその報道に対する受け取り方、これが永遠続いてしまうと思いました。
通りすがりの名無し says:
10月 18, 2014
折角なので、自分の中の考えを述べさせて下さい。
拳法9条を順守する日本国民にノーベル平和賞ですよね。
ふと、佐藤さんがプライムニュースで言っていたことを思いましまして、日本は本当に平和国家なのか?真の平和国家というのは戦争が出来る上で戦争を行わない国家であり、日本は戦争不能国家であるという件を不意に思い出しました。
そもそも、日本人は戦争大好きでほっとくと近隣諸国を侵略する野蛮な国民であり国家なので、平和憲法という鎖をつけられたんだと解釈すれば、ノーベル平和賞の授与は日本人は平和を愛する国民であるというお墨付きを与えることになる。
つまり、平和憲法という鎖はなくても日本人は平和な国民なので平和憲法という鎖は外しても良いのではないか?
こういうことではないでしょうか?