伊勢志摩サミットやら
オバマ大統領の広島訪問などが話題になる中、
こんな記事がありました。
米大統領選 トランプ氏支持率、クリントン氏を初リード
http://mainichi.jp/articles/20160525/k00/00m/030/039000c?fm=mnm
それによると、
アメリカの政治専門サイト
リアル・クリア・ポリティクスの調査では、
トランプ支持 43.4%
クリントン支持 43.2%
になったとのこと。
僅差ではありますが
たしかにトランプ支持のほうが上回っています。
ABCテレビとワシントン・ポスト紙の調査でも、
トランプ支持 46%
クリントン支持 44%
とか。
ただしNBCテレビとウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査では
トランプ支持 43%
クリントン支持 46%
になっています。
とはいっても4月の段階では
トランプはクリントンに11ポイントもリードされていたとのことなので、
追い上げているのは明らか。
誕生するか、トランプ大統領?!
ちなみにトランプは5月25日、
ハリウッドのエル・キャピタン劇場で
コメディアンのジミー・キメルと対談。
キメルから
「オレンジ色のゴジラ」
と呼ばれたトランプですが、
大統領になったら
報酬(たぶん年俸)は1ドルしか受け取らないと発言!
ついでに共和党の予備選挙では
他のいかなる候補よりも少ない費用で
最大の得票を勝ちとったと自慢。
いわく。
誰よりもカネを使わず
ベストの結果を得た。
これこそ、大統領たるものの資質じゃないか?
このコスパへのこだわりには
ちょっと新自由主義的な感じもしなくはないのですが・・・
他方、
トランプが選挙運動で自分の曲
「ロッキン・イン・ザ・フリーワールド」
を使っていることに抗議したニール・ヤングは
一転、使用を容認する発言をしました。
いわく。
彼は(米作曲家作詞家出版者協会から)曲を使う許可を得ている。
まあ、彼がそう言っていて、俺はそれを信じるってことだけど。
だから、俺は彼に何の反感も持っていない。
音楽は一度発表されたら、誰でも何のためにでも使えるんだ。
だったら、そもそも何で抗議したの?
まあ、ニール・ヤングは
同時多発テロが発生した直後
2002年3月に出したアルバム
「アー・ユー・パッショネイト?」では
テロとの戦いを断固肯定する姿勢を見せたくせ、
2006年6月のアルバム
「リヴィング・ウィズ・ウォー」では
イラク戦争を激烈に批判、
大統領(ジョージ・ブッシュ・ジュニアのこと)を弾劾しよう!!
とまで歌った過去があります。
この程度の豹変ぶりに
驚いてはいけないのかも知れません。
とまれ、トランプ政権が成立するかどうか
今後も注目してゆきたいと思います。
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
玉田泰 says:
5月 28, 2016
記事本文を読んで一番意外だったのは、ニール・ヤングの方針転換。今までも政治的発言を繰り返してきましたが、こんなに大きく態度を変えたのは聞いたことがありません。
彼もまた、貧しい白人層に共感を抱いているからなのでしょうか?
まさか、勝ち馬に乗れと考えたからではない筈ですが。
トランプがここまで支持を伸ばしたのは、他の候補の誰よりも自分を応援してくれる人々の顔が具体的に見えていたからだと思います。政治的思惑より本能に近いのではないかと感じました。それが今回、見事にはまったのかも知れません。
時代の寵児という所でしょうか。