7月27日の記事

「水島社長に、冷徹な愛をこめて」には

いくつものコメントをいただきました。

 

ここでは、なかむらさんという方のコメントを取り上げましょう。

いわく、

 

外国人労働者受け入れをめぐって、

個人的に知っている地方議員は猛反対している。

だが、国会議員で反対の声をあげている人が見当たらない。

 

政権に近いとされる保守系の言論人も、

これについては黙っているように見える。

どうすれば良いのだろうか?

 

外国人労働者受け入れの問題について、

正直、私は詳しくありません。

 

具体的なディテールについては、

三橋貴明さんのような方のほうがご存知と思いますが、

なぜ反対の声が、なかなか聞こえてこないのだろうか?

という疑問についてはコメントできます。

 

7月27日の記事

「水島社長に、冷徹な愛をこめて part3」でも触れましたが、

どうも現政権は

「聞きたくないことは聞かない」

「反対論には耳を貸さない」

という姿勢を取っているように見えるのです。

 

選挙で勝って、支持率も高いんだから、

そんなことはどうでもいい。

権力の座から下ろされるまでは、好きにやらせてもらおう。

 

そう割り切っている感すら否めない。

 

しばらく前から問題にしている

現政権の言葉づかいのいい加減さ

これと密接に関連しているように思われます。

 

権力を失うまでは、

聞きたくないことに耳を貸す気はないのだから、

発する言葉についても、

適当で良いという次第。

 

かつて伊藤博文の主張した

超然主義(内閣は議会・政党の意思に制約されず行動すべきだという立場)

を再現しているつもりかも知れません。

 

しかし伊藤博文は、超然主義を取ると同時に

「誠心誠意で臨めば、(意思が)通じる」

をモットーにしていました。

 

しかるに現政権は内心、

「決定権はこちらにあるのだから、通じなくともよい」

と構えているように見受けられます。

 

つまりは「言葉の通用しない政治」。

 

この問題点については、明日触れましょう。

ではでは♬(^_^)♬