おなじみ北朝鮮

5月21日の午後5時ごろ、

またまたミサイルを発射しました。

 

同国西部の平安南道・北倉(プクチャン)から

発射されたミサイルは

約500キロ飛行したのち、

日本海に落下した模様。

前回、5月14日のときと同様、

わが国の排他的経済水域の外側だそうです。

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わが国は例によって

毅然とした対応を取る模様。

断固として非難もするのでしょう。

 

けれども

「毅然」だの「断固」だのと口にするかどうか

というのは、ここでのポイントではありません。

 

肝心なのは

有効な対処ができるかどうか。

これができなかったら

いくら口で「毅然」云々と言ったところで

それは「詭弁とした対応」であります。

 

実際、自民党の

核実験・ミサイル問題対策本部長を務める

二階俊博幹事長

21日深夜に同本部の会合を開き、こう述べました。

 

国民は恐怖を覚えている。

党としても国民の不安を少しでも和らげることができるように全力を挙げたい。

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二階幹事長、会合後の記者会見でもこう断言。

 

言葉を尽くしても尽くしきれないほどの憤りだ。

1週間に1発ずつ見舞われる事態に対し、

どう対応するのかを持ち合わせないと

国民の期待に応える政府や党とはいえない。

 

別の記事では、さらに踏み込んだ発言をした模様です。

 

情勢の把握、情報の収集、分析。

ただ毎回、毎回、同じ言葉を言っているだけでは、

分析にも何にもならない。

分析というなら、分析するだけの努力を政府がしなければならん。

できるかできないかも含めて、

重大な問題を政府や党に投げかけられていると判断して、対応を考えていきたい。

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d(^_^)\(^O^)/まったくの正論!!\(^O^)/(^_^)b

 

まさに「毅然とした分析」が求められているわけですが

かりに分析してみて

σ(^◇^;)要するに対応できない(^0^;)

という結論になったらどうするのでしょう。

 

なにせ日本は

たとえ近くで核爆発が起きても、

口と鼻をハンカチを覆って、風上に避難すれば大丈夫だ

と、政府が大真面目に主張してしまう国。

 

ついでに、この楽しい主張にたいして

ヒンシュクの嵐すら起きない国でございます。

今から対応を考えても、ちと遅いんじゃないかなあ・・・

 

他方、朝鮮半島情勢は

そんな日本の事情を無視して進行中。

5月22日には、こんな記事も出ています。

 

北朝鮮対応「100日猶予を」 中国・習主席、米に要求

(朝日新聞デジタル配信)

 

北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐり、

中国の習近平(シーチンピン)国家主席が

4月初旬のトランプ米大統領との会談で、

米国が北朝鮮に対して具体的な行動をとるまでの猶予期間として

「100日間」を求めていたことがわかった。

記事本文はこちら。 

 

何でもトランプは、

北朝鮮の対外貿易の約9割を占める中国に経済制裁を強めるよう求めたとか。

これにたいして習近平は

北朝鮮に強く働きかけるから100日待ってくれと答えたのだそうです。

 

とはいえミサイル発射が続いていることが示すとおり

中国の働きかけがうまく行っているかどうは疑問。

そして100日といえば三ヶ月ちょっとですから、

7月半ばには猶予期間が切れることになります。

 

5月20日の記事

「『進歩』の終わった時代に」でも書いたように

トランプ政権の基盤も決して安定してはいません。

 

まかり間違えば

7月半ばに弾劾されている可能性だってあるかも知れませんが

だとしても朝鮮半島において

今年の夏が非常に熱いものとなりうることは

決して否定できないのではないでしょうか?

 

しかるにわが政府は

今のところ、

毅然として詭弁を展開するばかり。

万一、風が吹いたりしたらどうするのでしょう。

 

だ・か・ら、

『右の売国、左の亡国』と言うのですよ!

 

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ではでは♬(^_^)♬