「おはよう寺ちゃん 活動中」、いかがでしたか。

 

さて。

政治運動というものは、

たいがい自分たちへの支持を集めることを目的に行われます。

当たり前ですね。

 

そのためには人々の信用を得ることが肝心。

 

しかし。

かりに政治運動をやっている者たちが

何らかの自滅願望にとりつかれたあげく、

みずから信用をなくしたい、そう思ったとしましょう。

 

いったいどうすれば、効率的に信用をなくすことができるでしょうか?

 

私のお勧めはこれです。

1)「今こそ日本を変える! 今、変わらなければ全てはおしまいだ!」と意気込む。

2)この意気込みに沿って、急進的な運動を展開する。

3)そんな運動はたいがいうまく行かないものの、この点については、できるだけ長く頬かむりする。

4)いよいよ頬かむりが無理になったら、責任のなすりあいをやって分裂する。

5)何事もなかったかのごとく、また「今こそ日本を変える! 今、変わらなければ全てはおしまいだ!」と意気込む。

 

自信を持って申し上げますが、

これを忠実に実行するだけで

面白いくらいに信用はなくなります。

 

そりゃそうでしょう。

このパターン、要するに「オオカミ少年+内ゲバ」です。

当事者はいざ知らず、第三者が見たら呆れかえるのがオチ。

 

事実、かつての左翼は

この繰り返しに陥ったあげく没落しました。

 

しかし近年、

わけても第二次安倍内閣の成立以後

むしろ保守派と呼ばれる方々が

この繰り返しに陥っているように見受けられる。

 

田母神事務所の資金使い込み事件、

および、それによって発生しそうな田母神氏と水島社長の抗争は、

その顕著な例にすぎません。

 

どうして保守派は、

往年の左翼のごとき状態に陥っているのか?

この事実は、保守派について何を示すのか?

 

これがつまり、「愛国のパラドックス」なのです。

くだんのパラドックスを解消できないかぎり、

戦後も永遠に終わることはない。

そう申し上げておきましょう。

 

 

ではでは♬(^_^)♬