しばらく前のことですが、

憲法九条を世界遺産に!

という本がありました。

 

そしてその後、

憲法九条にノーベル平和賞を!

という運動が起きています。

 

私はこれらについて

例の「九条せんべい」同様、

日本国内でのみ見られる独自の現象だと思ってきました。

 

例の「戦争責任」論と同じですね。

 

ちなみに「九条せんべい」と「戦争責任」については

このブログでも何度も取り上げました。

「政治・社会」カテゴリーにバックナンバーがありますので

よろしければ、ぜひご覧下さい。

それはさておき・・・

 

ここに来て、驚くべき知らせが舞い込んできました!

 

朝日新聞デジタルが本日報じたところによれば

ノルウェーの民間研究機関・オスロ国際平和研究所

10月3日付で予測リストを更新、

2014年のノーベル平和賞最有力候補として、

「憲法九条を保持する日本国民」

を挙げたというのです!!

 

記事をご覧になりたい方はこちらをクリック。

 

なぜ「憲法九条」ではなく

「憲法九条を保持する日本国民」になっているかと言えば

ノーベル平和賞は

個人か団体にしか与えることができず、

憲法の条文だけでは対象外になるためとのこと。

 

候補リストにはもともと

受賞しそうな順に

フランシスコ・現ローマ法王

エドワード・スノーデン(アメリカ国家安全保障局による個人情報収集を告発した情報工学者)

ロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ」

ドニ・ムクウェゲ(コンゴの医師)

マララ・ユスフザイ(パキスタン出身の女性教育権擁護者)

が挙がっていました。

 

この「フランシスコ法王」が

「憲法九条を保持する日本国民」に差し替えられたのです。

 

私は「九条せんべい聖体論」という記事で

(「政治・社会」カテゴリー、8月14日〜8月16日)

九条をせんべいに焼き込んで食べるという発想が

カトリックにおける「聖体」の発想とよく似ていることを指摘しました。

 

九条がローマ法王を差し置いて

ノーベル平和賞の最有力候補となったのは

この理論が正しかったことの証明と言えるでしょう。

 

ご存知の通り、保守派の間で憲法九条は

非現実的な観念的理想主義と片付けられるわけですが

ノーベル平和賞を取ったとなれば

そう言ってバカにするだけではすまされなくなるかも知れません。

 

平和賞の結果発表は来週金曜、

2014年10月10日ですが

さあ、九条は受賞するのか?!

 

なりゆきが注目されます。

ではでは♬(^_^)♬