死人を蘇らせ、

そこに悪魔を乗り移らせることで

地上を支配しようというのが

魔界の大計画。

 

計画推進の中心的存在は

魔界のプリンスと呼ばれるナベリアスという男です。

 

この男、フランケンシュタイン(の怪物)については

彼が創造された18世紀末から注目していたのですが

21世紀の現在は、

生物工学の技術も駆使して

死人復活に取り組んでいる。

 

というわけで、

計画を阻止しようとするガーゴイルの戦士たちと

悪魔たちの間に

こんな死闘が展開されるのです。

sub7

『アイ・フランケンシュタイン』

9月6日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー!

© 2013 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC AND LIONS GATE FILMS INC.

 

これはガーゴイル戦士が

聖なる刃で悪魔を倒した瞬間ですが

悪魔は倒されると

オレンジ色の火を噴いて

地獄へと落ちてゆくんですね。

 

逆にガーゴイル戦士は

倒されると青い光となって

天上へと昇ってゆく。

 

というわけで

ガーゴイルと悪魔がぶつかる場面では

スクリーンに青とオレンジの光があふれます。

これがじつに美しい。

 

しかしですな。

面白いのはナベリアスが

いわゆる「富裕層」のように描かれること。

 

なにせ自分の研究施設を持ち

世界トップレベルの専門家を集めて

死人復活に取り組ませているのです。

 

ついでに死人を甦らせるというのは

生と死の境界をなくすわけですから

ある意味、 究極の規制緩和。

 

そしてナベリアスの目標は

悪魔の乗り移った死人の軍団で

全世界を席巻すること、

つまり悪魔版グローバリズムですぞ!

 

ひょっとしてここには

悪魔は新自由主義者である

という、ひそかな含みがあるのではないでしょうか?

 

ちなみに悪魔の軍勢の中には、

なんと「アイ・フランケンシュタイン」の原作者で、

映画版でも原案と製作総指揮を担当した

ケヴィン・グレイヴォーさんが混じっています。

 

ナベリアスの部下の一人を演じているのですが

これがハマり役なんですよ!

 

ではでは♬(^_^)♬