かの大ベストセラー
『ノストラダムスの大予言』を書かれた
五島勉(ごとう・べん)先生は、
「まさか!」と思われるものを予言の書に仕立てる
偉大な才能をお持ちです。
イソップ物語を予言書と解釈されたこともありましたし、
昨年の『予言された未来の記録』では、
H・G・ウェルズのSF小説を予言書と解釈。
その強引、いやダイナミックな語り口で
五島勉、健在なり!!
と大向こうをうならせました。
ちなみに『ノストラダムスの大予言』については、
私の『僕たちは戦後史を知らない』で、
刊行当時の世相をみごとに凝縮した本として再評価しています。
この本ですよ。
それはさておき。
五島先生を長年、敬愛してきた者として、
私は驚くべき発見をしたことをご報告しましょう。
かのアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は、
安倍政権(の顛末)をめぐる予言だったのです!!
根拠は多々挙げられますよ。
どれも明快で、説得力に富んだもの(©トマス・ペイン)。
たとえば・・・
1)2015年という劇中の年代設定。
ずばり来年だが、これは安倍政権の真価(ないし、その欠如)がいよいよ問われる年。
この一致は果たして偶然か。
2)主題歌「残酷な天使のテーゼ」。
間違いなく、新自由主義の台頭を予言したもの。
新自由主義とは、要するに「残酷な市場のテーゼ」を肯定する立場ではないか。
しかも市場を左右するのは「神の見えざる手」である。
さらに歌詞には、
「私はそう
自由を知るためのバイブル」
という一節まで出てくるのだ。
「自由」のあとに「主義」を挿入してみよ。
3)主人公の名前「シンジ」。
おお、「シンゾウ」に限りなく近い!
ノストラダムスは「ヒトラー」について、
名前の綴りをわずかに間違え、
「ヒスター」と予知したらしいが、まさにその程度の誤差。
4)敵の名称「使徒」。
これは二重の予言。
「エヴァンゲリオン」の世界では、使徒と呼ばれる巨大戦闘兵器が日本を襲う。
しかるに現政権を支持する者たちは、アメリカと中国の両方について
「神聖なる戦後体制を維持すべく、日本を襲撃する使徒」
と見なしている。
のみならず、安倍首相自身が新自由主義の使徒、
ないしエクソシスト(この言葉に「シト」が隠されているのに注意!!)となって
日本の岩盤をぶち壊す、もとへ日本経済の悪魔と戦うことの予言でもある。
5)セカンド・インパクト。
2000年に発生した大カタストロフィーとされているが、
安倍政権が手本としている(としか思えない)小泉改革路線は2001年に始まる。
しかもTPPは「第二の開国」とまで呼ばれる始末。
これらの恐るべき符合は、
現政権の顛末について何を暗示しているのでしょうか?
昨日のブログ
「非実在総理®と日本補完計画®」ともあわせて、
結論はみなさんが出して下さい。
ではでは♬(^_^)♬
2 comments
頓珍漢 says:
7月 27, 2014
情(身体)が(遺伝により)自然淘汰され(アニマルの世界)、
理(新皮質脳)が(詭弁により)自然淘汰され(エコノミックアニマルの世界)、
・・・
脳足りんの私には今は、後が浮かばない・・・。
後はどう料理されても構いません。
叩いて蹴りまくって切り刻んでスパイスにでも使ってください。
使えればです。使えなけりゃ放置して。
(脱線)私も”マンガの描き方”を持ってたけど支離滅裂・・・うんぬんまでは頭に入らなかった。
もっぱら描き方ばかり練習してました。
ぶっとヴィーナス says:
7月 30, 2014
佐藤先生、初めまして。
ぶっとヴィーナスと申します。
(私のネームセンスに関しては、どうか放っておいてくださいませ)
少し前に、先生と中野先生のご対談の動画をYouTubeにて拝見させて頂きました。
そこで、先生が『AKIRA』の「予言」?についても触れておられたと記憶しております。
荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』が、9.11テロを予言していた?というお話もありますよね。
こういう「予言」みたいなものは、漫画ばかりに見られる事なのでしょうか。
・・・漫画家の先生方は何者でらっしゃるのでしょうか・・・。
はたまた、背後に何方か・・・。
海外でも、こういう事はあるのでしょうか・・・。
ふーむ・・・。
取り留めのない、それこそ「支離滅裂」な文章を垂れ流してしまい、申し訳御座いません。
何やら、「大きな力」を感じまして・・・。
失礼致しました。