10月22日の記事

「( ゚д゚)ポカーンの嵐」で、

平松禎史さんのツイートにあった

朝日新聞無料配達の画像を使わせていただきました。

 

平松さんのご自宅に

届けられたものとのこと。

 

これについて、平松さんより

ていねいなコメントをいただいています。

ご紹介しましょう。

 

写真のご活用ありがとうございます。
あれから(注:新聞の無料配達から)4日程経ちました。その後の顛末を少々。
表に付けられていた販売店の文章には「配達がご迷惑でしたら中止のご連絡を」とありました。
無料配達に衝撃を受け、勝手に突っ込んでおいて要らないなら連絡せよとは何事ぞ!?

と腹を立てまして、

「反日報道をやめろ!」などとを書きなぐった紙を貼付けて

外に出しておこうかと考えました。

アパートの住人が読んで、もし購読者がいたら解約したくなるような一文を。

 

…一杯やって落ち着いて配達店の文面を読み直してみたところ、「ご迷惑でしたら」の一言にハッとしました。
販売店は消費者の朝日新聞への厳しい視線を感じ取っている?、と。
「迷惑」を認識している。
それは朝日新聞本社に欠けている意識じゃないですか。

 

販売店は新聞社とは別な組織で、決められた部数を買い取り、

それを売ることで(チラシや補助金と合わせ)利益を得る立場だといいます。
押し紙などの問題もある。
販売店は新聞社と消費者の間に立って直に声を聞く立場なわけですよね。
板挟みになり得る立場。
だとすれば販売店に敵意を向けても、それは矛先を誤ることになるのでは?と考え直すことにしました。

 

結果、メッセージは折衷案として以下のように一行にまとめました。
「配達は不要です 『ウソ』ではなく事実を報道するように、とお伝え下さい。」

玄関先に置いたメッセージ付き新聞は翌日回収されており、その後ふたたび現れることはありませんでした。

 

佐藤さんが仰るように、反日だ、とか、どこの国の新聞なのだ? などは本質をズラしてしまいかねませんね。

 

朝日の販売店の撤退が相次いでいるとの報告(噂)もネット上ではちょいちょい聞こえます。
販売店が閉じて働いていた人が職を失えば、デフレ不況のこのご時世、どこで再就職できるんだろう。
…などなど、おせっかいまで去来する出来事でした。

 

平松さん、ありがとうございます。

 

朝日の解体・廃刊をめざす運動については

「保守の聖戦」などと形容する方もいますが、

そういう方は、平松さんのご指摘をどう受け止めるのでしょう。

販売店は報道内容に責任を負える立場ではないのですよ。

 

反日マスコミをつぶすためなら、

その程度の副作用は仕方ない、という考え方もあるでしょう。

 

しかしその場合は、水島社長おっしゃるところの

「胸の痛み」を持つべきではないでしょうか?

これは要するに「目的が手段を正当化する」ということなんですから。

 

エドマンド・バークも、フランス革命についてこう警告しました。

 

はじめは「望ましくないが、革命のためには仕方ない」と見なされた振る舞いが、

やがて「革命のためにも大いにやるべし」ということになる。

倫理的な節度を保って行動するより、

そのほうが手っ取り早いからだ。

(「新訳 フランス革命の省察」、117ページ)

 

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これについては10月10日の記事

「『保守の聖戦』の副作用」(「政治・社会」カテゴリー)もどうぞ。

 

ではでは♬(^_^)♬