さる6月16日、
「表現者」67号がMXエンターテインメントより発売されました。
「日本共産党とは何ものか」なんて、
共産党自身も説明に困るような特集テーマではないかと思いますが、
それはさておき。
私の連載「一言一会」(ちなみに今号で20回目となります)は
「少女は戦後を脱却できるか」。
日本人の成熟度を「12歳の少年」と評したのは
ご存知、ダグラス・マッカーサー元帥ですが
戦後日本人を象徴するイメージとしては
少年より「少女」のほうがふさわしいのではないか?
このような視点から
戦後日本のあり方を考えます。
一回で論じきれるテーマではありませんので、
次の68号、さらには69号と
分析を展開してゆく予定。
今回は本ブログでも取り上げた
広末涼子主演の映画
「20世紀ノスタルジア」を題材に
あのワケワカな作品が
〈少女=戦後日本〉の図式をあてはめるや
みごとに意味をなすことを指摘します。
みなさん、ぜひご覧ください!
そして。
昨夏につづき、今年も「表現者シンポジウム」に登壇することになりました!!
日時は8月20日(土)。
会場は昨年と同じ、四谷区民ホール。
18:30開場で、19:00スタートになります。
今年のラインナップは以下の通り。
・基調講演(西部邁)
・第一部「護憲の妄論を排して、改憲の道筋を明らかにせよ」
(佐藤健志、浜崎洋介、富岡幸一郎、西部邁)
・第二部「安倍・プーチン会談を受けて、米中ロ外交をいかに展開させるか」
(馬渕睦夫、木村三浩、富岡幸一郎、西部邁)
会費は2000円となります。
参加ご希望の方は、郵送ないしファックスで下記宛にお申し込み下さい。
西部邁事務所
〒157−0072 東京都世田谷区祖師谷3-17-22-303
03-5490-7576
お申し込みの際は、お名前、ご住所、電話番号、参加人数を記入していただきたいとのことです。
みなさまのご参加をお待ちしています!
ではでは♬(^_^)♬
(↑)昨年のシンポジウム終了後、打ち上げの席での写真です。
9 comments
Guy Fawkes says:
6月 21, 2016
待っておりました、真夏の夜の夢!(現実は喜劇ではなく惰性的な悲劇ですが)
今年こそ余裕を持って西部先生の事務所に申し込み所存です。
そういえば、先日の創作物に関連するかはわかりかねますが少し興味深い記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00000061-san-bus_all
「野良ロボットが参政権要求」総務省研究所がAIのリスク指摘 反乱など20項目
産経新聞 6月21日(火)
>ロボットが参政権付与を要求し、民主主義のリスクに-。総務省情報通信政策研究所は20日、
人工知能(AI)を用いたネットワークシステムの社会・経済への影響や課題を検討する会議の報告書をまとめた。
>AIで動くロボットに起こりうるリスクとして、ハッキングや制御不能のほか、
ロボット自らが意思を持ち、人間との関係が変わる恐れにも言及。
>リスクを管理するため、「人間に反乱するおそれのあるAI開発を事前に制限」する必要性も指摘した。
記事にある事は一言に「人工知能、機械の反乱」…ここまで来ると、私が彷彿させた作品はお分かりですね…?
まさか、総務省がスカイネットの実現をリスク評価に入れていたとはなんとも心が躍る…ではなく実に安心です(苦笑)
SATOKENJI says:
6月 21, 2016
アシモフのロボット三原則は
・人間の指示に従う
・人間に危害を加えない
・上記二点に反しないかぎり、自分の身を守る
ですから、
政治参加を禁じるという指示を出せばそれで済みそうなものですが・・・
ちなみにスカイネットの登場する某作品は、アメリカのSF作家ハーラン・エリスンの代表作
「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」が元ネタという説が有力。
この小説も1990年代にゲーム化されています。
yo1 says:
6月 22, 2016
回避→会費
参加はできませんが、活発な議論、楽しみにしております。
シンポジウムの議論は、後日、文章化されるのでしょうか。。。
SATOKENJI says:
6月 22, 2016
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
昨年のシンポジウムの内容は、「表現者」63号(2015年10月発売)に採録されました。
というわけで、今年も文章化の可能性は大です。
ただ昨年は7月開催だったのにたいし、今年は8月開催。
ですから採録されるとすれば、10月発売の69号ではなく、
12月発売の70号になるかも知れません。
平松禎史 says:
6月 23, 2016
先日のチャンネル桜「討論」で久しぶりに佐藤さんを拝見しました。
予告通り、髪を切っておられましたね。
スッキリと若返ったようでした。(^_^)
益々のご活躍を!
SATOKENJI says:
6月 23, 2016
ありがとうございます。
平松さんのブログも、いつも楽しみに拝見しています。
玉田泰 says:
6月 23, 2016
ド素人としての感想です。
まず「表現者」と言う雑誌があるんですね。
早速、本屋に行ってみましたが置いてありませんでした。
週末にでも街の大型書店に行ってみようと思います。
それからシンポジウムがあるんですね。ぜひ参加したいのですが、札幌からでは無理っぽいです。
西部さんと言う方が主催者なのでしょうか?
全くのもの知らずですみません。
追記として書きますが、禁煙に見事に失敗しました。肉体的な禁断症状は大したことなかったのですが、何かの区切りにちょっと一本と一々思うのに耐えられなかったです。
数十年の習慣はそう簡単に変えれないと実感しました。再度、試みます。
SATOKENJI says:
6月 23, 2016
いずれ札幌でもシンポジウムに出させていただく機会があるでしょう。
なお表現者シンポジウムは「西部邁事務所」主催です。
せい says:
6月 24, 2016
この記事に対する感想ですが、
>戦後日本人を象徴するイメージとしては
>少年より「少女」のほうがふさわしいのではないか?
中野剛志さんが、戦後日本はストックホルム症候群だといっておりましたが、だとすると、純粋で無垢だった少女(私のイメージとしてはナウシカや隠し砦の三悪人の姫)が、男に乱暴されて、でも最後には快楽(経済面)で好きになるという、まるでエロ同人に出てくるようなストーリー展開で、最も今の日本を表すにふさわしい創作物は、実はエロ同人だった(!)という結論になりますね。
・・・下ネタは私が心の師と仰ぐ中野剛志さんに見習いましたのでご容赦願います。
中野さんも悲観的でしたが、デフレしか知らない若者を見ていると荒んだ作風にリアリティを感じるようになるのではないかと。