人間のホンネというものは

正面切った言動よりも

何気なく飛ばした軽口や冗談、

つい口走ってしまった失言、

あるいはうっかりやらかしたミスなどに

よく出てしまうことが多い。

 

正面切った言動の場合、

体裁を保たねばという心理が働きますが

軽口、冗談、失言、うっかりミスは

当の心理が働いていないときに飛び出すものだからです。

 

この25日、

所属する自民党二階派のパーティで

震災復興について講演したはいいが

これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。

これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大なですね、甚大な被害があったと思う

と口走ってしまい、

大臣辞任に追い込まれた今村雅弘衆院議員などは、

まさに見本のごとき例でしょう。

関連記事はこちら。

 

ただしこのメカニズムを

逆手に取ることも可能です。

 

つまりですな、

軽口、冗談、失言、うっかりミスであるかのように見せかけて

さりげなくホンネを表明し

どんな反応があるかを試すことで

今後の行動の指針にするわけです。

 

たとえば今年の2月20日、

マイク・ペンス米副大統領がEU本部を訪問したとき、

EU側は記者会見場のスクリーンに

星が51個ある星条旗を映し出しました。

 

たんなる技術的ミスというのが公式の説明ですが

信頼すべき筋からの情報(要出典)によれば

あの星条旗には

もうすぐ日本は主権を喪失し

アメリカの州の一つという程度の状態に落ちぶれるだろう、

そこまで支配しきったアメリカの手腕に敬服する!

というひそかなメッセージがこめられていたそうな。

 

この人もそう考えているようです。(↓)

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さて。

以上を踏まえて、次の記事をどうぞ。

 

中国海軍創設68周年記念ポスターに痛恨の画像編集ミス

(朝鮮日報日本語版、4月27日配信)

 

4月23日は中国海軍の創立記念日なのだそうで、

同国国防省は当日、微博(ウェイポー=中国版ツイッター)に

記念ポスター画像を掲載しました。

 

中国初の空母「遼寧」を中心に、

上空を戦闘機が飛び、

周囲を軍艦と潜水艦各2隻が護衛している、というもの。

で、「中国海軍の68回目の誕生日を祝う」

と書いてある。

 

ところが・・・

 

この画像が掲載されるや否や、中国のネットユーザーから皮肉られている。

空母の甲板にいる戦闘機はロシアのミグ35であり、

上空の戦闘機も遼寧に搭載されている艦載機「殲15」ではなく、

空軍用の「殲10」だった。

また、護衛艦も米海軍の艦船であることが判明した。

 

ネットユーザーからは

「軍の綱紀に問題がある」

「画像は国防省の広報部門がいかれていることを示すものだ」

「フォトショップ処理が街頭のコピー屋レベルだ」

といったコメントが殺到。

 

香港の新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」も

「初の国産空母(山東)の進水を控え、中国海軍の力を誇示すべきにこんなミスが起きた」

と報じたそうです。

画像入りの記事はこちら。

 

しかしこれを

やっぱり中国は大したことない

というふうに受け止めていいのか?

 

賢明なるブログ読者のみなさまには、もはやお分かりでしょう。

中国海軍は、広報部門がタコなミスをしでかしたふりを装って

いずれ中国は米ロ双方と巧みに手を打ち

東アジアにおける覇権を確立するぞ

というメッセージをひそかに発しているのかも知れないのです。

 

現に北朝鮮対策では

この三国、

いろいろ細かい利害の対立はひそむにしても

足並みをそろえつつある模様。

 

そして米中ロの手打ちが成立した日には

日本没落は不可避ではないでしょうか。

 

だ・か・ら、

『右の売国、左の亡国』と言うのですよ!

 

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ではでは♬(^_^)♬