チャンネル桜の「闘論! 倒論! 討論!」は
みなさまもよくご存じでしょう。
3時間のワイド討論番組ですが
惜しむらくはパネリストが多すぎるきらいがあること。
出演者の基調発言が一巡するころには
1時間目がだいたい終わります。
それはそれでいいのですが
つづく2時間目に話が脱線したりすると
視点が多彩になるかわりに
テーマの掘り下げが弱くなることも。
いつもそうだ、というわけではありませんが。
とはいえ水島社長も
そこらへんのところは分かっているわけでして、
3時間のフォーマットで
パネリストの数をしぼる試みに出ました。
それが今回の特別版
「世界の今、そしてこれから〜西部邁氏を囲んで」。
西部先生以外には
「新経世済民新聞」でもご一緒している小浜逸郎さん、
そして私というメンバーで
じっくり議論しよう、という趣向です。
西部先生、
最近は何かにつけて
オレはもう年だ
とか
こんなに長生きするつもりはなかった
などとおっしゃるのですが
ますます豪快に爆走しています。
どんな討論になったかは
番組をご覧いただきたいのですが
今の世界を読み解くキーワードとして
私が提起したフレーズがあります。
ALL BETS ARE OFF.
直訳すれば
あらゆる賭けが外れる
となりますが
この場合の BET は
「読み」と訳すのが適切。
つまりは
あらゆる読みが外れる
です。
辞書を引くと
何が起きるか分からない
という訳が出ていますが
言葉のニュアンスとしては
「賭け/読みが外れる」
にポイントを置きたいところ。
ALL BETS ARE OFF においては
1)「まあ、こうしておけば大丈夫だろう」という安全牌が機能せず
かつ
2)「まさか、そこまでのことはないだろう」という番狂わせが平然と起きる
という特徴が見られるのです。
この二点こそ、まさしく
2010年代の世界の特徴ではないでしょうか?
そして、そういう世界では
人は現実主義の名のもと
ニヒリズムに流されやすい。
それを阻止するにはどうすればいいのか。
これが討論全体のモチーフとなりました。
ぜひ、ご覧下さい!
なかなか面白い内容になったと思いますよ。
収録後の酒宴も盛り上がりました。
逆光ですが、小浜さんです。(↓)
西部先生もしっかり飲んでおられました。(↓)
ちなみに2時間目、
水島社長が中野剛志さんに反発する箇所があります。
「妄想崛起」を考案したのは中野さんですから
無理もないと言いたくなるところですが
じつは社長、
このフレーズが名言であるとも認めているのですよ。
意見が合うとは限らないものの
水島社長、やはり懐の深い人物なのです。
『右の売国、左の亡国』についてもコメントがありますので、お楽しみに。
ではでは♬(^_^)♬
8 comments
mashimaro says:
3月 18, 2017
まぁ懐の深さというか自己陶酔できる部分以外に考えが及ばないだけな気もしますが…具体的には言及しません。
中野剛志の刀は名刀。
その鋭さたるや、斬られたことにも気付かず、しかし確実に斬られている。
客観的にはバラバラな状態に陥っていくのが見て取れるが、斬られたものはどうか…
勘違いヤローじゃなければ、異変に気付くだろうし、何度も斬られることはない。
氏の前では、いい加減で自己陶酔の矛盾した精神論ばかりの議論は出来ぬ、とある種の畏れすら感じるのではないか。
少なくとも、
TPPに関し、亡国最終兵器と謳っておきながら、現首相であればそこに何か考えありと勝手に妄想・妄信し、国という概念の私物化甚だしく(自分が耐えられれば国は保てる)、公に批判もできぬようものと、
それが誰であれ、一貫して理論立てて距離感も保ちながら批判できるのもの、どちらが「侍」で、どちらが日本人足るものなのか、いや、それ以前に尊敬に値するものか。
答えは明白ではないでしょうか?
草莽 says:
3月 19, 2017
桜討論を見ながらの感想を書き込み、失礼します。
水島氏も中野氏も実践者で、一方は政治運動から、そしてメディア運営メディア戦から、そして言論活動も展開し日本を糺そうとしている。一方は現役の官僚で仕事をしながら言論活動もして日本を保守しようとしている。
しかし何か一つの目的を達成しようとするとき、政治運動での実践、現実と、メディア戦での実践と、言論、評論活動では、方法論や現実の中でかならず矛盾が生じる。
どれだけ所謂保守言論が頑張っても、安倍政権の支持率が上がるということは、保守言論に現実を変える力がないのであり、またぞろ小泉劇場や橋下劇場のあとに小池豊洲劇場が展開するような戦後日本の現状。
TPP批准すら止められないほどに。
それを改善するためには、打破するためにはその矛盾を自らが引き受けなければいけないでしょう。
その矛盾を引き受けるというのは、「戦後レジーム」脱却を無傷で出来るとかんがえないことでしょう。
そうすると一体どこの肉を切らせるのかという方法論となる。
国民のレベルが政治家のレベルを決めるならば、その国民に「本土決戦」をしてもらってやり直そうという考えもあるでしょう。
その矛盾を理解し引き受けたうえで、実践、行動するしかないのが今の日本。
大手メディアの発信力もそうでない勢力に牛耳られている。
現実の政治の実践では、二重スパイ的なことを引き受けなければいけない立場もある。
今の日本は武力を完全に米国に握られていて、エネルギー自給率も6%、食糧自給率も40%
民主主義の根幹を支えるメディア、ジャーナリズムも反日勢力が極めて強い。
北のミサイルを無力化するための防衛システムも米国製。諜報機関もなくスパイ防止法もない。
政治を実践する者には、物理的な力もかけられる故に、その圧倒的な力や支配力、影響力と現実を前にした時、後に続くものを信じて未来を信じて特攻するのか、それとも妥協して出来ることとできないことを分別するのか。
特攻できる立場の者と、そうでない立場の者もいる。
安倍政権で日本が滅ぶというのならば、武を以て阻止するしかない。
その前に倒閣運動か。
その前に直訴か。
その前に保守議員や与党を説得か。
その前に自分が立候補か。
その前に宣伝戦、メディア戦か(これが実は根本のような気がするが)。
藤井氏が地上波に出たり、西部先生がMXをやっているのも、結局その力が絶大だからに他ならない。
藤井氏が心理学や社会学を研究し、それを実践しているのもそういうことでしょう。
「理屈を突き詰めて」現状をつまびらかにし、それで活動家や政治家や国民やマスコミが迷わないように啓蒙していく役目が評論家なのでしょう。
しかしそれだけでは足りなくて、日本を保守する実践に芯をあたえるには思想が必要で、思想を同心円に広げて確固たるものにし、しかしそれは文化や芸術や伝統や精神や品性や日常の習俗なども含めて、当人が体現、実践して見せなければいけないもの。
そうしなければ説得力の無いもの。
葉隠の「矛盾」を考える暇があったら、官邸に死を覚悟で突っ込めばいい(葉隠れの矛盾は矛盾ではなく、死が確定した時の精神状態を表しているものでしょう)。
それをやる覚悟がないから、自分のアイデンティティを守りたいから、行動を起こさないだけ。
三島は行動を起こして自決した。
理由や動機は何にしろ蹶起し自決してみせた。
あれは芸術家の発露だ演出だと分別するのはいいが、腹を切って自決するなど誰にでもできるものじゃない。
その行動や蹶起が、三島のことばに魂と説得力を与えていて、その影響力は現代にこそ生きてきている。
絶望と矛盾を、その理屈を突き詰めて分析して極めることができるのは極一部という現実もある。
それには大衆は絶対ついてこないし、その前にニヒリズムに堕ちるのがおち。
政治家や官僚や軍人においても付いていけるのは少数でしょう。
安倍政権が日本の滅びの道を確定するのならば、その理屈を突き詰められて現実をいちばんしっかり見ることができる、認識できている人たちが武をもってしても潰さないといけないでしょう。
しかし安倍政権によって事態が好転するかもしれない。
しかしそれは何か事が起きた場合。
何が起きるかわからない時代であるが、その「こと」を起こす人たちは誰かを殺し、あるいは自分が殺されることを覚悟で起こすのであり(金正男暗殺のように)、事が起きるのを待つのは他者の死や犠牲や被害を土台にしているということ。
米軍の軍事行動であったり、他外国勢力の工作であったり、テロであったり。
一発の弾丸が世界大戦に発展するように、物理的行動、武、剣、暴力がなければ、いまの日本はどうにもならない状態なのではないか。
だから本土決戦を移民政策とグローバリズムで日本国民に強いて、俺を暗殺して見せろ、と安倍首相は我々にメッセージを送っている、と考えるのは完全な妄想ですね。
妄想といえば、水島氏らの草莽崛起を「妄想崛起」と茶化す人がいるが、果たしてこれは日本の保守の態度なのでしょうか?
豚と中傷するのは論外(コメントでよく書き込まれる)。
日本の保守の態度や品性とは、陰口を平気で叩き、中傷し、皮肉を云ったり、真剣に真摯に行動する人を茶化したり、揶揄したりしてもいいのでしょうか。
そんなものは日本の保守ではないと断言できる。
そんな人は、どんなに正しい論拠を示そうとも、正論を述べようとも、事を起こすような人々を集め、動かすことはできないでしょう。
誰かが真剣に何か行動を起こしていて、しかしそれが間違っている場合、それを正すには同じように真剣に向き合うしかない。
人は理屈だけで動く生きものじゃないですからね(故に平気で矛盾を言ってのけるひとに魅力を感じることもある)。
そんなことは自分の柄じゃないし、日本を守るためにそんなことは必要ないし、自分の役目、仕事でもないと判断すればそれまでですけどね。
失礼しました。
せい says:
3月 19, 2017
ロシアには、アネクドートという命懸けで政治を皮肉ったユーモアがあるそうですが、妄想崛起、この程度の茶化しで目くじら立てるようではお話にならないと思います。言われてる本人でもあるまいし。最近の動画で馬渕睦夫さんが「日本の神道には教義がない、物事の美しさ、感性で正しさを決めている」(だったような)と仰っておられましたが、真剣だから少しでも茶化すのは許せない的な発想は、左翼の内ゲバと同様、一般人からみれば引かれるだけです。おそらく三島由紀夫もよく知らない人から見れば同様でしょう。だから自己陶酔に終わらず、一般の人も巻き込む手段としてユーモアは大切なのです。ついでに、上記の動画でアインシュタインも笑いの大切さを説いていたそうです。
mashimaro says:
3月 19, 2017
同意します。
妄想崛起を皮肉を言う側も、真剣であると私は考えますよ。
客観的に言わせて頂くと、行動する保守という連中が一体何を守ろうとしているのか良く分かりません。
一貫していませんし。
現政権が何をしようと庇い立てし、民主政権のひどさと比較し、日本が危機に瀕していることを正当化の理屈付けにする。現在話題の学園の件でも、仮にこれが民主政権だとしたら、彼らの態度は180度異なるものになっているでしょう。まずその態度の矛盾を何とかしないと。保守云々以前です。
最近私は、連中が自分が何をし、支持しているのか分かってないのではないかとすら感じます。
しかも、彼らが保守を自称するのは勝手ですが、行動しなければ意味がないと主張するのなら、何故に現政権や小池氏を支持できるのでしょうか?行動実績を顧みればとても保守と呼べるものではない。
(補足ですが、評論も立派な行動です。街宣でもすれば行動することになるのでしょうか。それに今も昔も街宣などよりも言論が影響を与える主流なのではないでしょうか)
西部さん良く仰ることから拝借しますが、下らぬ駆け引きを中心に据えるなってことでしょう。伝わることも伝わらない。それをプラグマティズムと留飲を下げるのは現政権への妄想妄信以外に何と呼べばいいのでしょうか。日和見主義ですよ。憲法改正のため?憲法改正すれば良くなるとでも?だから妄想崛起と揶揄されるのですよ。
現首相と彼らが似ているといえば似ていますから、似たものを支持しているといえばそれまでですが。
(例えば、ナショナリスティックなことを言ったと思えばグローバリズム礼賛が次に来ますからね。この辺は例の社長も似ていますね。三橋氏らの意見に賛同したかと思えば、あの元財務官僚の高橋氏の意見に賛同したり。)
最後に、
所謂保守派の論客に方に話術を鍛えてもらいたい。
佐藤さんもそうですが、藤井さんや中野さん、三橋さんも、そして西部さんも、この点に優れている。
これは中野さんから拝借しますが、相手が突いてくるであろう論点を自分の中で先に「潰し」ていく。
これは自分の中の矛盾等と向き合わなければなりませんから、場合によって苦しかったりします。
それが威勢のいい保守派と自称する連中には足りないのでは?と思っています。
では、この能力は今更身に付くものなのか?残念ながら、可能性は低いでしょう…
この手のことができる方とそうでない方とでは、性格の相違が関係しているように感じます。
性格は今更…ですよね。
長文失礼しました。
フルート says:
3月 20, 2017
「世界の今、そしてこれから〜西部邁氏を囲んで」の2:39:30辺りからの水島社長のお話しについて思った事があります。それは水島社長の「プロレス」という言葉の使い方についてなのですが、水島社長は(※主に安倍総理の真珠湾訪問・真珠湾での慰霊・演説などを指して)「あれは芝居をやってるんでね。」とおっしゃった直後に「ここ(の目次にも?)プロレス論(?)ってあるんだけど」と佐藤先生の『右の売国、左の亡国』を紹介してから「(中略)目先かも知れないけどそういうやり方を今の中国の侵略とか色々なものを含めて安倍政権が(政治の外交として)選んでいる感じが私はあるというのと、プーチンも上手いプロレスラーですし、安倍も優秀なプロレスラーになってきてるんじゃないかってね。あれをまともにね芝居をやっているのに、(中略)安倍がこうだああだって言ってるのを見ると(中略)プロレスって事を分かってないのではないかと思う。」とされているのですが(中略が多くなってしまいすみません。。)、水島社長は「プロレス」という言葉を、<何か安倍総理が相手側に合わせている様に見えても、それは「プロレス」だから仕方ない(?)し、安倍総理の本音はそうではないのだから、この事で安倍総理を批判するのは間違っている>みたいな使い方と、<自国の国益を最優先に、したたかに行動する(プーチンの様な)強いリーダーは「プロレス」が上手い>みたいな使い方で使っている様に私には聞こえて、結局強いのか弱いのかはっきりするのは嫌なのかな・・みたいな事を思ってしまいました。。(いきなりプーチン大統領はちょっと不自然さを感じてしまいました、、)よく使われている「プロレス」という言葉の使われ方(<対立したり反発し合っている様に見えても、実はうわべだけ>)と社長の使い方とは微妙に違っているし、使い方が違うのなら別の意図に基づいての言葉の選択だった可能性だってあるんじゃないかな・・っていうのと、例えば<自説に含まれているばつの悪さ(←私の表現が間違っちゃってる可能性があります)から実は気をそらす事が望まれての相手(敵役)への寄り掛かり行為だって「プロレス」なのに・・とか、やっぱり社長は『右の売国、左の亡国』をちゃんと読んではいないんだな・・という事を感じました。。
あとこれはたぶん第2次安倍内閣誕生の辺りとかの結構前の話しになってしまうと思うのですが、水島社長は「(保守派からの批判はあるが安倍総理は意見を聞きたかがっている保守派側からの相手、を安倍総理は)取り込んで上手くあれしちゃいますよ」みたいな事を当時話していたり・あとこの様な社長の発言への反論として<取り込まれているのは社長の方(※安倍総理に社長が取り込まれてる)>とか<安倍内閣がアメリカに取り込まれに行ってる>とかの言われ方もあった記憶が私にはあって・・これがもしも私の(行き過ぎた)記憶の加工とかじゃなかったら、情報を適応的なかたちで(自分の都合に合うかたちで)取り込みつつ上手く(?)自分をごまかしちゃってたところが少なくともその当時の社長には(というかこれはふつう誰もが普段からやってしまっている事なのでは・・という方面から考えれば“社長にも”)あったのでは・・とか思ってしまって、それで余計に社長は本当に絶望できているのかな・・とか思ってしまいました。。長文すみません。。
玉田泰 says:
3月 30, 2017
番組、拝見しました。
途中までは、世界はニヒリズムに満ち、文明は転換期に立たされているのは判っている、それしか解は無いのか?、と暗澹たる気持ちで観ていました。水島社長が感情を隠し切れなかったのも無理は無いと思います。
ところが中盤、先生が例のキーワード「ALL BETS ARE OFF」を使って、真の絶望の只中だからこそ見えてくる希望が有ることを示されました。僕は雷に撃たれたかのように衝撃を受けました(ちょっと大袈裟、笑)
以前に書き込んだ「おぼろげながらも確かに存在する月明り」をそこに見たのです。先生について行こうと決めた感性は間違っていなかったと確信した瞬間でした。飽くまでも理詰めに解釈した先にこそ希望は有るのだと実感しました。
少しだけ、観るのを躊躇していたのですが、思うところの多かった番組でした。
そして、西部翁は相変わらず暴走していましたねw
これからも、このような企画を期待しています。
柿崎 says:
4月 2, 2017
水島さんは「安倍さんはプロレスをしている」と当人しか知り得ないことを断言しますが、その根拠を示して欲しいんで
すよねぇ。
確かに本当のところは分かりませんよ。
もしかしたら彼が言うとおり安倍さんは相当な役者で最終的にはハッピーな結末が待っているのかもしれない。(私には全然信じられませんがね)
もしかしたら彼は安倍さんから内々の情報を得ているのかもしれない。
でもそういう立場にない一般大衆からすれば、正直甚大な被害が出つつある状況で何ら根拠なく信じろと言われても無理なんですよ。
私は水島さんには一定の敬意を持っているんですよ。
右寄りと言うだけで袋叩きだった頃から戦い続け、私財を投げ打って言論の場を提供してきた人物だし。
でも現在の様子を見ると彼の言う草莽崛起って何なのかと思わざるを得ない。
崛起させるつもりならもうちょっと草莽に浸透させる努力って必要なんじゃないですかね。
あと日本人には復讐心が足りないっていう西部さんのお話、私も常々感じていたことでした。
特に右寄りな人達に多いですが、あれだけの事をされて、よくアメリカは味方みたいな意識でいられるなと。
日本にはアメリカの基地があるが、アメリカには日本の基地はない。
現実を見れば「同盟」なんて占領されてる事実を糊塗する惨めな言い換えだって解るはずじゃないですか。
アメリカは我々の味方だなんて、戦死された方々、遺族の方々が聞いたら激怒しますよ。
私も祖父を失っていますが、カタキを取ることも出来ない不甲斐なさ、惨めさは常々感じております。
日本の独立を維持しようという方々に対する尊敬があるなら、せめてそういう不愉快は持ち続けなきゃいけないんですよ。
自称保守どもは日本はアメリカを許したなんて軽々しく言いますが、そんな事はアメリカまで届く核ミサイルを保持しつつスイッチを押さないでいるというところまでいって初めていえる言葉であって、こんな状況で言っても現実逃避もいいとこでしょう。
9条信者を笑う人達もストックホルム症候群にかかってる妄想の世界の住人でしかない。
本当に愛国者なら現状で気分よくなんてなれないはずなんですよ。
少し前に左翼チックなことを言えば多数派でいられたように、今そういうことを言えば多数派に乗っかれるからそういう風に言うだけで、偉そうな彼らも風次第でコロコロ変わりますよ。
今は中国よりアメリカの方が影響力が強いから中国をディスっていますが、彼らが中国に擦り寄り始めるのは時間の問題だと思います。
何の事はない。
彼らが嫌う韓国と全くメンタルは同じ、ただの事大主義なんです。
もし中国に占領されたら手の平返してアメリカ占領時代は悲惨だったって言い始めますよ、韓国のようにね。
安倍さんはそういう状況を上手く利用して権力を得たと思う。
彼は国民に覚悟がないのをよく承知している。
だからポーズとしての保守を演じて実質売国をしても国民はしょうがないと受け入れる事を知ってる。
彼は活動的な○○だから最悪なのは分かります。
少なくとも無能な○○にした方がマシだから、私としても早く降りて欲しい。
でも、この状況ではまともな本当に日本にとって必要な人は永久に現れないと思うんです。
こんな状況で政府や総理だけまともになれっていうのも無理な話でしょう。
だって政府が本気で自主独立路線取り出したら99%の国民は全力でブレーキをかけるでしょ?
佐藤さんはあり得ないことも起きるかも知れないとおっしゃる。
でも戦後70年実際に起きたことは隷属への一方通行だったじゃないですか。
私にはとてもそうは思えないんです。
個人的にはもうちょっと佐藤さんのお話が伺いたかったです。
4名でもまだ多かったんじゃないでしょうか。
出来れば西部さんとお二人でお話されるところを見たかったです。
残りのお二方は失礼な言い方になって恐縮ですが、何を話されるのか喋る前から解ってしまって「またそんな話か…」となってしまって。
もちろん他者を尊重する態度は美徳です。
でももっと佐藤さんの話が伺いたいんです。
無理をしても西部さんみたいにもっと割って喋りはじめて欲しいです。
柿崎 says:
4月 2, 2017
私は英語も苦手ですし音楽もよく知りませんが、背伸びしてStyxのMr.Robotの話をさせて頂きます。
当時は「ドモアリガット、ミスターロボット」という洋楽らしからぬ一節しか印象に残りませんでしたが、全体の歌詞の訳を知るに至り、これって日本の現状を表しているように思われまして。
ネタバレで申し訳ありませんが、仮面を被っているつもりが実は仮面でなかったという結末。
あんまり個人的には尊敬できない評論家に宮台さんという方がいますが、彼の「ネタがベタになる」という言葉だけは真実を突いていると思います。
植民地としての幸せを享受しようとすれば宗主国に隷属するしかないんです。
そうした方が現世利益は担保されるんです。
地位もお金も手に入るんです。
今しか見ないなら、もう独立国としての未来を捨てた方が楽になれるんです。
それが奴隷化の強力なベクトルなんです。
その事に大多数の国民はあまりにも目をそらしてきたのではないでしょうか。
右も左も今すぐ気持ちよくなるために現実を置き去りにしてきたのではないでしょうか。
まあこんなことを言っても私も何も出来ない、何もしていない国民の一人でしかありません。
本当は佐藤さんにいろいろ希望を申し上げる事が出来る立場でもありません。
こんな事シラフじゃ言えません。
シラフならこんな事恐れ多くて言えません。
私のコメントは非開示のままでも結構なのです。
身勝手な言い方で恐縮ですが、佐藤さんに読んで頂ければそれで大満足なのです。
でもこれだけは申し上げたい。
あなたの意見は他人を押しのけても国民に言うべき聞かせるべき話だと個人的には思います。
もしかしたら社長から面倒がられて桜を追われるかもしれない。
そしたら本末転倒となるから発言を抑えておられるのかもしれない。
その辺りの力加減は私には分かりませんからお任せします。
ただの一国民の意見としてご笑納頂ければ幸いです。