入院している病院で

先日、停電がありました。

 

といっても突発的なものではなく

配電設備の点検によるもの。

 

しかし病院ですので

電力供給を完全にストップさせるわけにはゆきません。

 

それぞれのベッドの脇には患者用の冷蔵庫がありますが

これが使えなくなったら最後、

中にあるものが腐敗して食中毒・・・という危険性がある。

 

まして私も二週間お世話になった集中治療室では

心電図をはじめ

脈拍、呼吸回数、血中酸素濃度、体温といったデータが

つねにフォローされねばなりません。

 

集中治療室の電力供給が完全にストップしたら

命に関わる事態だって生じかねないのです。

文字通りのライフライン

 

その電力を、点検のためとはいえ一時的に止めねばならないときはどうするか?

 

システムを知って感心しました。

病院内のすべてのコンセントが、

絶対に電気を止めないものと、場合によっては止めても良いもの

二つに分類されているのです。

 

前者のコンセントは赤で、後者のコンセントは白。

つまりこの日は、白いコンセントに接続されている器具だけが使えなくなったのです。

 

病棟内の照明が制限されて、

全体に薄暗くなったりはしましたが

むろん、問題は起こりませんでした。

 

いざというときにライフラインを守るには

日頃からきっちり対策を立案しておくことがいかに大事か

あらためて実感した次第です。

 

これくらいの準備が社会規模で整っていれば

巨大災害も怖くないのでしょうが

はたして、どんなものでしょうか?

 

入院生活も、いろいろ学ぶところが多いものです。

 

ではでは♬(^_^)♬