ナショナル・ジオグラフィックニュースが
8月19日付で
衝撃的な記事を載せています。
アメリカのNPO「フィーディング・アメリカ」
(アメリカを食べさせる、の意)
が発表した調査報告によると、
同国では人口の7人に1人、
なんと4600万人以上が
生きていくために食事の援助を受けているというのです!
そのうち1200万人が子供。
700万人が高齢者。
あとはワーキングプアや失業者、
兵士の家族など、とのこと。
政府統計でも
2012年の時点で
1760万世帯が満足に食べられずにいるとか。
これは全世帯の14.5%にあたるとのこと。
7人に1人が食事の援助を受けているという
「フィーディング・アメリカ」の報告と
みごとに一致する数字です。
(注:日本語版では1760万「人」となっていましたが
英語版原文では「世帯」でした。
こちらで考えないと計算が合わないので
日本語版は誤訳と判断します)
アメリカで飢えが広がっているという議論は
1980年代からあったのですが、
事態はどんどん深刻になっているようですね。
これらの人々は、
お腹を空かせているだけではありません。
添加物が多いなど
健康に悪いと分かってはいながら
安い食品を買わざるをえず
結果として高血圧や糖尿病になりやすくなってしまうのです。
フィーディング・アメリカの広報担当、
モーラ・デイリーさんいわく。
(注:この人の発言、日本語版では男性風の口調になっていますが
モーラという名前は明らかに女性。
原文ではハッキリ「スポークスウーマン」と書かれています。
したがって、ここでは女性風に訳します)
私たちが助けようとしている人々は、
日々、とても厳しい選択を強いられています。
家賃を払うために食事を我慢すべきかどうかとか、
食費のために電気を使わないとか、
通勤・通学に車を使わず、
何キロもえんえん歩いてゆくとか。
アメリカは世界で最も豊かな国です。
誰であれ、こんな境遇に置かれて良いはずはありません。
これも自由主義のひとつの顔。
日本がアメリカのようになるということが、
日本人の7人に1人が食うに困ることを意味したら、どうしますか?
ではでは♬(^_^)♬
1 comment
頓珍漢 says:
8月 25, 2014
ネオリベ真理教諮問有識者結社としては、
それでこそ、自由で、美しい日本・・・
ドリルに磨きをかけようではないか、
選ばれた民のみが栄えるのだ・・・
(すみません、自虐的に成らざるを得ない、デフレ下経済政策なんですもんっ)