4月1日の記事
「北朝鮮は総理をコケにしているようです、または日本政治には森友問題がお似合い」
において私は
内政や外交の諸問題について
経世済民をきっちり達成できる力量や見識があるとは思えず
しょせん森友程度の話で騒ぐのがお似合いとしか言いようがないのが
日本の政治のレベル!
と指摘しました。
4月4日の「おはよう寺ちゃん」でも
10億円そこそこの国有地払い下げをめぐる疑惑を
ここまでこじらせてしまう内閣に
安全保障や経世済民など100年早い!
と指摘。
♬6時に〜なりました〜。今週もお楽しみに!
なに、あれは反日勢力の倒閣謀略だって?
だったら何だ!!
政治はあくまで結果がすべて(Ⓒ安倍総理)。
かりに倒閣謀略が行われているとしても
それに対抗できない程度の内閣など
しょせん大した価値はないのです。
のみならず。
今や日本の行政府には
『リア王』のこの台詞がふさわしいとしか思えません。
これが最悪と言えるうちは、まだ最悪ではない。(第四幕第一場)
まずは財務省。
3月11日、森友関連の公文書改ざんについて
はじめて報告を受けた麻生財相兼副総理は
やっていたのか・・・
と絶句したそうですが、
今度は西田昌司参議院議員が
バカか、本当に!
と吐き捨てる事態が発生。
(↓)数年前の写真ですが。
昨年2月20日、
同省理財局の職員が
森友学園の弁護士にたいし
佐川宣寿理財局長(当時)が国会で行った答弁とツジツマが合うよう
ウソの説明を求めていたと、
太田充・現理財局長が認めたのです。
ごみ撤去の費用が相当かかった気がする
トラック何千台も走ったような気がする
という表現ではどうか、と持ちかけたんですと。
理財局員の脳内を爆走する妄想のゴミ撤去キャラバン!
モリトモマックス、自滅のバカ・ロードってか?!
だ・か・ら、
日本は沈むよ、どこまでもと言うのですよ!!
日本国憲法の66条3項には
内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ
とありますので
これも安倍内閣の責任です。
自分たちの知らないところで官僚が勝手にやったと主張しても
言い訳にはならないのであります。
しかるに先週は自衛隊でも、とんでもない事態が発覚。
昨年来、
「不存在」(2月16日、防衛省)
だの
「残っていないことを確認した」(2月20日、稲田防相)
だのと言われていた
イラク派遣当時の日報が
1400ページほど
しっかり残っていたことが判明。
おまけに2017年3月の段階で見つかっていたにもかかわらず
一年以上にわたって防衛大臣に報告しなかったことが
明るみに出てしまいます。
自衛隊の活動、
それも海外での活動について
日報が存在しないとか、
残っていないとか言うのは
かりに事実だとしても問題だと思うのですが
本当はあると分かっていながら報告しなかったというのだから
いよいよ話にならない。
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は
4月5日の定例会見で
結果として大臣および国会に対して背信的な行為をしたと言われてもしかたがない
と発言。
まったくその通りだと思います。
ちなみに河野統合幕僚長、
自衛隊はシビリアンコントロールが大前提なので
これが崩れているとは思わない
とも語っているものの
冗談じゃない。
防衛大臣と国会にたいする背信行為(と言われても仕方ないこと)をしでかした以上
これはシビリアンコントロールへの反逆であると
言われても仕方ないはずです。
なにせ担当部署の課長は
大臣から調査の指示が出されていたことや、国会で議論になっているという認識がなかった
などと話しているのですぞ。
自衛隊の人間がそこまで愚鈍で無能とは信じがたい。
これはやはり、
本当は分かっていながら、白々しい言い訳を並べていると解釈しなければなりません。
でなければ自衛隊は
国防を担うにはまったく力不足の組織という話になりかねないのです。
しかし問題が発覚したあとになっても、
ここまで白々しい言い訳を並べるとなると・・・
軍が反乱しかねない! これは国家的危機の中でも最大級のものだ。
──エドマンド・バーク
(↓)本書253ページをどうぞ。
4月6日、
航空自衛隊にも日報が残っていたことが判明した際
小野寺五典防相は
大臣の命令にしっかりと対応していないのは大変大きな問題
現在行っている調査の結果しだいでは、防衛省・自衛隊のシビリアンコントロールにも関わる
と発言しましたが、
まったくその通りと言わねばなりません。
2月に問題となった
裁量労働制拡大をめぐる厚労省の不適切データ問題もそうでしたが
要するにわが国は、
今や行政機構(※)がまったくデタラメと化し
総崩れになりつつあるとしか思えないのですよ。
(※)防衛省・自衛隊の公式サイトによれば
防衛省と自衛隊は基本的に同じ組織を指しており
行政組織の面を強調する場合は「防衛省」、
実力組織の面を強調する場合は「自衛隊」を用いるとのことです。
しかし基本的に同じ組織なのですから
自衛隊を行政機構に含めても差し支えないでしょう。
憲法66条3項の規定にしたがい、
安倍内閣はこのすべてについて
国会にたいし責任を負わねばなりませんが
行政機構がここまで信頼に値しなくなっては
安全保障や経世済民など
いよいよもって100年早い!! と言わねばなりません。
財務省がデフレ脱却(ないし、その失敗)と深く関わっており
防衛省が北朝鮮危機(ないし、それにたいする対応の不備)と深く関わっているのは
偶然にしてもよく出来た話でしょう。
できるはずのないことを
無理にやろうとしたところで
ロクな結果になるはずはない。
そして、政治は結果がすべて(Ⓒ安倍総理)。
よって、お花畑であろうが
日本政治は森友やら日報やらで
タコなあら探しと
スカな言い訳を繰り広げるのが最もふさわしいと、
私はあらためて断言します。
というか、そのレベルに終始しているほうが
傷がもっとも浅くてすむ可能性が高いと思うのです。
憲法改正、とくに九条改正などむろん論外。
国防を担っている(はずの)組織が
内閣と国会にたいし背信行為をやらかしたとき
安全保障をめぐる最高法規の改正など
やっていいはずがありません。
しかしそれでは国の前途が・・・
などと思った方は
まだ絶望が足りないのです。
この体たらくじゃ、変えたってもっと悪くなるだけですよ。
危機への対処なんて、利いた風なことを言いなさんな!
バカか、本当に(Ⓒ西田昌司)の政府らしく
崩れ落ちるまでバカに徹すべし!
これで、いいのだ!!
・・・そうすれば、
少なくとも自分たちが現実の問題に取り組んでいるという
妄想は抱かずにすむじゃないですか。
とりあえず期待できるのは、それくらいのものです。
(↓)というわけで、せめて個人レベルで知性を磨いて自衛しましょう。
ではでは♬(^_^)♬
11 comments
shun says:
4月 10, 2018
国が崩壊しましたね。
崩壊中でなく
崩壊した、と言っていいと思います。
これからは気のしれた仲間同士で自分たちを守るしかなさそうです。
我々日本人も中国みたいになってきましたね・・(;´д`)トホホ…
拓三 says:
4月 10, 2018
イヤイヤw そもそも日本は米国の属国であることを70年以上に渡り国民に隠蔽してきた事の歪みでしょう。国自体がホラであるならば財務省、防衛省の存在もホラ話w シビリアンコントロール? 何が何にたいしてコントロールするのw
仮想日本国は米国のコントロール支配下なので何の問題も御座いません。
所詮、幼児のオママゴト。こんな国独立以前の問題だ。
で、それでいいの?
理由付けは私の様な低俗な知性でいくらでも付けれますよ。
でも行動は違うでしょ。
私の中では今回の西部進の自殺の状況と日本独立の話が一致するのですが、この説明は腐るほど長くなるので私の性格上無理ではありますが、考えるに至っては日本国を個とする為の過程、革新と保守の違い、独立に向けての多の力、納得と疑心(当事者と多数)などなどあらゆる面から考えなくてはなりません。非常にめんどくさい。
ただ言えるのは独立国を目指すのに右も左もそして理屈も論理も関係なし。
「独立したいんです!」
momo says:
4月 10, 2018
ここぞとばかりに改ざん発覚しているのが気に入りませんね。
「どうせもう長くは持たないし、この際だから過去の改ざんも全部出して安倍のせいにしちゃえ」と。
勝手に改ざんするような甘い管理体制だった責任は安倍政権にあるとしても、勝手に改ざんしたのは官僚ですからね。
官僚も政府も、どっちの責任とも取れるような曖昧な態度で、なあなあな感じで終わるんでしょうね。もちろん自体が収束するわけではなく、安倍政権の崩壊という末路で。
そして新しい政権が誕生した混乱で、改ざん問題はうやむやなまま、新しい政権もまた、自滅のバカ・ロードをひた走るんでしょう。
こんな国に生まれるなんて呪われた運命だ。
マゼラン星人二代目 says:
4月 11, 2018
森友にしてもイラク日報にしても政権の実質的な責任がいかほどのものか、それが明るみに出るのはこれからでしょう。
それはそれとして、検証とか善後策とかを託すうえで、安倍政権が最善の選択と本気で考えてあられるのか。
各人、胸に手を当ててお考えになればよろしい。
ホワホ says:
4月 12, 2018
まぁ、実際に自衛隊はあらゆる意味で力不足なんですが(笑)
ならば笑ってる場合じゃないって?そのとおり!
そんなことも承知して尚、笑うしかない。と構えるのが本格派の宿業なのです
ゆえに私も笑います。惨めに
風街マロン says:
4月 12, 2018
(適菜先生と同じく)佐藤先生も早くから、安倍政権に憲法をいじらせたら、「グローバル憲法」が出来上がる可能性があると指摘されていましたよね。ここまで、徹底的な壊国を進めている安倍政権。
かなり急いで、日本をぶっつぶそうとしているとしか、思えません。憲法改正はきちんとやる。という気がしなくなってきました。どこかに壊国要素を入れてくる、そう思います。
通りすがり says:
4月 12, 2018
物事がうまくいかないこと自体を楽しむ余裕すら必要なのかなあと思う時があります。
恋愛だってそうですよね。かなってしまったらつまらなくなるみたいな話です。
日本の安全保障や経世済民もそんな感じだと思います。
例えば、
トラブルが有った方が楽しいと思うような生き方。
トラブルが有るという事自体を懐かしみ、大事にするという生き方。
トラブルが有るのを当たり前と思い、無いと手持ち無沙汰になるという生き方。…(※)
何でもいいですが、日本の多数派は戦後、こんな生き方をしてきたのではないかと思うのです。
藤井さんや西田さんにこういうことを言うときっと「馬鹿かお前は!」と仰るのでしょう。
自分も実に馬鹿なことだと思います。
しかし、現実の日本の民主主義および政界で起きていることをつぶさに観察すると、
まさに(※)のような思想が働いているんじゃないかなと思うわけです。
この思想を脱却するのは容易ではないということですね。
仮に自民党をぶっ壊したとしても、この思想は壊れません。
何故なら、自民党を壊しても国民は壊れないからです。
この思想に寄りかかっている間は、仮にデフレを脱却したとしても、
「ああ、デフレ時代はよかったなあ」という人がいたとしても、全く不思議ではありません。
せい says:
4月 13, 2018
この程度で慌てている、絶望が足りない人には
スラムダンクの仙道のセリフ「まだ慌てるような時間じゃない」
を贈りたいですね。
たぶんお待ちかねであろう、憲法改正を強引にやった時が、
「これからが本当の地獄だ・・・。by ベジータ」
となりそうな気がします
偽書根本 says:
4月 15, 2018
創価が支持母胎の公明(創価の政治部門と言って差し支えない)と連立してる時点で危機感を抱いてるのに
9条に関して公明の加憲案丸のみですよ
そんな政権で憲法改正なんてそれこそ絶望ですよ
因みに創価学会の教義は偽書(学術的に明らかな)根本
その根底が嘘なんですよ
カルト宗教団体が政権与党なんですよこの国は
公明支持者の創価信徒の多くが、政策の是々非々も無く、信仰活動の一貫として選挙を戦います(2003年のイラク戦争、武力行使容認も公明票には大きな影響は無かった)
自民(全ての議員では無いが)がその創価票に依存してきた事も日本の政治状況の悪化にかなり影響を及ぼしたと自分は思いますね
勿論、自公連立を支持、乃至、容認してきたのは有権者ですが
偽書根本 says:
4月 15, 2018
つい咄嗟に書きなぐってしまいました
以下、訂正します
×カルト宗教団体が政権与党
○カルト宗教団体が政権与党の様な状況
まぁ、リフレも宗教の様でしたが
玉田泰 says:
5月 6, 2018
「せめて個人レベルで知性を磨いて自衛しましょう。」
それを実行するとクライテリオンを持てない者達から攻撃されます(彼らの本能なのでしょうか?)
とは言うものの「その程度」の攻撃ですけれどね(笑)。