仕事がちょっと立て込みまして

記事の間隔が空いてしまいましたm(_ _)m。

それはさておき・・・

 

TPPの承認案および関連法案

今の国会で成立しそうな勢いになっています。

 

早くからTPPの危険性を訴えていた

畏友・中野剛志さんなど、

今頃どんな心境でいることやら。

 

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H・G・ウェルズが自分の墓に彫りたがった文句ではありませんが

バカ野郎、だから言っただろうが!

というところではないかと察せられます。

 

中野さん、このフレーズについて

それはクールだ!!

と感心していましたので。

 

ちなみに現在のTPP審議については

施光恒さんが「新日本経済新聞」に

「TPP拙速審議は国家の自殺」というメルマガを寄稿。

 

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重要なポイントが多々盛り込まれていますので

ぜひご覧下さい。

 

し・か・る・に。

この段階になって、TPP反対派ではないかと思われる人物

閣僚の中に出現しています。

山本有二農水相。

 

TPP承認案については

衆議院TPP特別委員会理事の福井議員(自民党)が

さる9月29日、

委員会で西川(公也。同委員会の前委員長)先生の思いを

強行採決という形で実現するように頑張る!

と発言、

委員を辞任した経緯があります。

 

自民党としては当然、

こういう話については

「本心ではないと思う」とか何とか、

適当な詭弁とともに隠蔽したいはず。

 

実際、安倍総理は10月17日、

わが党においては結党以来、強行採決しようと考えたことはない

と発言、火消しに努めました。

 

しかるに山本農水相、

どうしても寝た子を起こさなければ気がすまないらしい。

 

総理が「強行採決しようと考えたことはない」と発言した翌日の18日、

佐藤勉・衆院議院運営委員長のパーティーで、

強行採決するかどうかはこの佐藤勉さんが決める!

と言っちゃったのです。

 

事態をわざわざ紛糾させたいとしか思えない態度ではありませんか。

実際、野党が反発したことにより審議は紛糾しました。

 

山本農水相は19日のTPP特別委員会理事会で

不適切な発言をして申し訳ない。撤回したい

と(とりあえず)陳謝。

菅義偉官房長官も厳重注意したそうです。

 

しかし!!

忍ぶれど、色に出でにけり反TPP。

 

11月1日夜、都内で開かれた自民党議員のパーティに出席した農水相、

10月18日の発言を念頭に、こう言っちゃうんですね。

こないだ冗談を言ったら(閣僚を)首になりそうになったw

 

関連記事はこちら。

 

まあ、この発言自体が冗談かも知れませんよ。

だとしてもTPPを承認するかしないかは

今後の日本のあり方に重大な影響を及ぼす。

推進派であれ、反対派であれ、この点に異論はないはずです。

 

それほどの案件をいかなる形で決めるかについて、

閣僚が冗談を飛ばしていいと思っているのでしょうか?

しかも官房長官から厳重注意を受けた後に、ですぞ。

 

いやいや、それはさすがに信じがたい。

山本農水相、TPP推進派と言われていますが

じつは今国会でのTPP承認を阻止すべく

意図的にトンデモ発言を繰り返しているに違いない。

 

ここまでトンデモなら

「お前はTPP反対派なのか?」と問われても

冗談だったんですよw

本心じゃないんですww

と、申し開きが立つじゃないですか。

 

そしてこの戦術、みごとに効果を発揮します。

11月1日の晩、

安倍総理は野田聖子元総務会長や

塩崎恭久厚生労働相らと都内で会食したそうですが

山本農水相の発言について

困ったな・・・

とボヤいたとか。

 

で、11月2日に予定されていた

衆院特別委員会での締めくくり質疑と採決は

きっちり見送られることに。

 

自民党の竹下亘国会対策委員長

とても委員会ができる環境ではない

と述べたと報じられます。

 

関連記事はこちら。

 

山本農水相がこの調子で

天然ボケ的なサボタージュ発言を続けてくれれば

今国会でのTPP承認はできなくなるのではないでしょうか?

 

ついでに来週には

アメリカ大統領選の結果が出る。

トランプもクリントンもTPPには否定的ですから

どちらが勝ってもブレーキがかかる可能性大。

 

この世はすべて宇宙のジョーク!

と喝破したのは、イギリスの魔術師アレイスター・クロウリーですが

山本有二さんこそは

まさにクロウリー思想に基づいて日本を救うかも知れない男と申せましょう。

 

みなさん、応援しようではありませんか!

 

大臣、もっともっと「失言」を!

官房長官が何と言おうが、われわれはあなたの味方です!!

・・・って、本心かどうかは保証しませんし、

冗談かも知れませんがね。

 

ではでは♬(^_^)♬