1776年。

キリスト教の一派クエーカーは

「武器を取ることは、それ自体が罪である」

という憲法九条的な教義に基づいて

アメリカはイギリスに独立戦争などふっかけてはならぬ

と主張しました。

 

これに猛然と反論したのが

史上屈指のアジテーター、トマス・ペイン。

彼の主張はこうです。

 

イギリスは現に、武力でわれわれを押さえつけようとしているのだぞ!

それは罪ではないのか?

 

アメリカが武器を取ろうとしているのは

イギリスの理不尽な暴虐から身を守るためだ!

 

イギリスの行動を非難もせずに

ただ「武器を取ることは罪だからダメ」と説くのは

強きを助け、

弱きをくじく

どうにも卑怯な振る舞いではないのか?

 

以下、『コモン・センス完全版』より抜粋します。

 

お見受けするところ、

諸君は「体制に追従すること」と。

「良心的であること」の

区別がついていないようだ。

そうとでも考えないかぎり、

振る舞いがおよそ一貫性に欠ける。

 

クエーカー主義が掲げる原則には、

人間を政府のイヌに仕立て上げるという、

明らかな特徴が見られる。

(中略)

おとなしく忠実なしもべ、

すなわちポチになるしかあるまい。

(246ページ、および249ページ)

 

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憲法九条的な発想にひそむ問題点は

ペインの反論で指摘されつくしていると言えるでしょう。

 

よって九条せんべいは

体制に追従する者のための聖体であり

(文字通り)腹の底から

 人間を政府のイヌ、

すなわちポチにする効能を持つもの

と結論づけられるわけです。

 

むろん、このせんべいを広めたがっているみなさんは

自分たちが良心的で

かつ政府にたいして批判的であると思われているでしょう。

が、そんなことは問題ではありません。

 

他人に向けて、ウソをつくのが下手な人はいます。

しかし自分にウソをつくことにかけては、誰であれ天才的に上手い。

それだけの話なのです。

 

ではでは♬(^_^)♬