KADOKAWAのメルマガ
「踊る天下国家」
第7号が本日、8:00より配信されます。
今回のテーマは
「アベノミクスの成否はゴジラに聞け!」。
今年はギャレス・エドワーズ監督によるハリウッド版「ゴジラ」が
世界的なヒットとなったわけですが、
それを受けて東宝も、日本版ゴジラを2016年に復活させると発表しました。
これについては12月9日の記事
「日本版ゴジラの復活」でも取り上げましたので、
興味のある方はそちらもご覧いただきたいのですが、
興味深いのは東宝が
アベノミクスをモロになぞったような姿勢で
ゴジラ復活を進めていること。
なんせ世界的にゴジラをアピールするための手段を討議・決定すべく
「ゴジラ戦略会議」という組織を設置したというのですぞ。
英語名称「ゴジラ・コンファレンス」(GODZILLA CONFERENCE)を略して、
通称は「ゴジコン」とか。
例の産業競争力会議とそっくりではありませんか。
さしずめ、ゴジラノミクス。
「ゴジラを、取り戻す。」とか、
「まっすぐ、ゴジラ復活。」といったスローガンだって、
そのうち出てくるかも知れません。
だとしても、この符合は何を意味するのか?
メルマガではこれについて、
ゴジラ映画の歴史と
日本の景気変動を重ね合わせることで考えてゆきます。
両者を比較すると、じつに面白い結論が出てくるのですよ。
アベノミクスの成否はゴジラに聞けというタイトルが、
決してコジツケではないことも、
読めばお分かりになるでしょう。
(ただし12/24の8:00以前は無効です)
ちなみにこの号の音声ファイルを収録すべくKADOKAWAに行ったら、
なんと施光恒さんとバッタリ。
世間は狭いものです!
そうそう、ゴジラについてはこの本もどうぞ。
前後編のゴジラ論
「ゴジラが夢見た本土決戦」
「怪獣王かく去れり」が収録されています。
そしてもちろん、この本も。
知的な刺激を求める方への
クリスマスプレゼントにもお勧めです。
ではみなさん、
♬☆MERRY CHRISTMAS☆♬
1 comment
マゼラン星人二代目 says:
12月 25, 2014
拝聴しました。
核の化身という設定上の属性とはまた別に、ゴジラの魅力とは何なのか、その魅力が魅力として機能するのはいかなる条件(=時世)においてか、について、(私がゴジラというものに対してさほどの興味を持てないのはどうしてか共々、)学ぶところ大でした。
毎度のことながら、予想の斜め上をゆく展開。またしても、「やられた」という思いです。
ところで、今度の日本版ゴジラ成功の条件として挙げられていた三つの条件のうち、三つめがもっとも気になるところです。
おざなりでない脚本、政治性に左右されないキャスティング。
切に願わずにはいられません。(ゴジラなど別にどうでもいいと言っておいて何だ、と叱られそうですが)
P.S. またしても過剰解釈かも知れませんが、冒頭五分の部分、お声の調子が余りよろしくないように思われます。
くれぐれもお大事に。